格闘家の朝倉未来が発起人のアイドルオーディション番組「Dark Idol」#1、#2が、ABEMAにて6月20日に放送され、40名のデビュー候補生をランク付けする「ファーストランキング」からスタートした。
本番組は、挫折や葛藤を持つ女性のセカンドチャンスを応援し、女性が人生を自らの手で変える瞬間を見届ける、“アイドル”の概念をくつがえす新しいかたちのアイドルオーディション番組で、歌唱指導にAI、ASOBISYSTEMが全面協力し、朝倉が「正直に生き、同性に好かれるアイドル」のデビューまでを見守る。
6月20日の放送では
6月20日放送の #1、#2では、審査員の朝倉、元AKB48総監督の横山由依、音楽プロデューサー兼作曲家の松隈ケンタ、ダンサー兼振付師の周平と、会場に集まったアイドルファン150名が、第一印象のみで40名のデビュー候補生をランク付けする「ファーストランキング」からスタートした。審査員4名と150名のアイドルファンが。候補生たちの第一印象を各10点満点で採点し、ランキングを決定し、その後、“ランキング上位vsランキング下位”で、1対1の歌唱、ダンス、フリーアピールによるパフォーマンスバトルを行う1stステージ「タイマンバトル」を行った。
ランキング1位の青山舞莉、18位の橋本萌花らが、次のステージへの進出を決めるなか、ランキング12位のメリーは、韓国のアイドル練習生詐欺で100万円を奪われた過去を持つ、ランキング29位の緒方心菜と対決する。
「クォーターで物心ついた時からいじめを受けていた」と明かすメリーは、4人の兄弟と祖父の看病をする母のためキャバクラで働き、仕送りを続けていたものの、1月に兄を亡くし、失意のどん底となる。「自分と同じように、人生は不公平だと思っている人たちに希望とか勇気与えるために東京に出てきた」「下向いてたらアカンなと思った」とオーディションに懸ける思いを語っていたが、歌唱、ダンスの評価で、おしくも緒方に敗れ、脱落となる。
バトル後、メリーは「兄が亡くなってから、生きがいはオーディションのためにがんばることでした」「自分を信じてがんばりたいし、これからもがんばり続けないといけない。やっぱり夢はあきらめたくない」と涙ながらに語った。
また、東京・歌舞伎町のキャバクラ嬢として出会った客と恋愛関係になり、仕事をせずにお酒、タバコの毎日の堕落した生活を送っていた結果、「だらしない身体になってしまった」と懺悔したランキング38位の亀井翠は、筋トレとボディメイクにはげみ、3ヶ月で12kgの減量に成功する。「こんな私でも変われたので、あこがれてもらえるようなアイドルになりたい」とオーディションに挑んだが、ランキング3位の前垣さらに敗れ、脱落となる。
フリーアピールで「ボディメイクが趣味で、自慢の部位は引き締まったハムストリング」「なんのキャリアもなく、気づいたらアラサー。第2の人生を懸けて『Dark Idol』に応募しました。応援してください! パワー!」と自己紹介していた亀井に、審査員で唯一、票を入れていた朝倉は、「おもしろかったです。キャラがいいですね」「僕、事務所やってるので、ぜひ」とまさかのスカウトで、会場を沸かせていた。
6月20日 ABEMA SPECIALチャンネルにて放送
【#1】夜9:00〜9:56
【#2】夜9:56〜10:30
「Dark Idol」
エピックレコードジャパン
発売日: 1996/07/19