宮田俊哉、捨てられない欲望はある「同時に2つの夢を追っている」
――これまでの撮影で印象的なシーンを教えてください。
包丁を持って走っているシーンですね(笑)。あんなの人生で初めてですよ。包丁を持って街中を走るって(笑)。実はそれが撮影の最初のシーンだったんですよ。思いっきりやってやろうと思って不思議な気持ちになりました。ヤバイことをしているけど、ドグマはそういう気持ちなんだよなと思っていました。
――ドグマには「まさに、自業自得ですね」という決め台詞がありますが、宮田さんが自業自得だなと感じた出来事はありますか?
いっぱいありますね(笑)。昔、小さい頃、自転車で両手離しができてとてもうれしかったんですよ。それでブランコに乗って立ちこぎをしている時に、両手離しができたらかっこいいなと思って、両手を離した瞬間に転んで指の骨が折れたという…。あれは自業自得だったと思います(笑)。
――今作には様々な欲望を持った人物が登場しますが、宮田さんのどうしても捨てられない欲望を教えてください。
僕はやりたいことが多くて、今年は小説を書きました。そもそも大好きなアニメを作りたいという想いがありまして、じゃあ何が必要なんだろうと逆算して考えた時に、原作が必要だと思って小説を書き始めたんです。そこに向かって小説を書き上げることはとても大変でした。
自分が叶えたい夢に対しての欲望はかなり強いかもしれないです。もしアニメ化されたら原作をリスペクトしてくれる制作スタッフに任せますね。でも声優を選べる権利があったら、このキャラにはこの声優、ということはやってみたいですね。普段Kis-My-Ft2で活動していますが、グループでしかできないこと、ひとりでしかできないことがあって同時に2つの夢を追っているというところはあります。
――最後に宮田さんから見たこの作品の見どころと、視聴者の方へのメッセージをお願いします。
まずは狂わされていく人々を見て楽しんでほしいですね。美智留の何に狂わされているんだろう? というところも考えながら見てくれたらより深く楽しめると思います。もしかしたらドラマを見ている方も美智留に狂わされていくかもしれない。それくらい没入して見てくれたら嬉しいですね。それと奇妙な男ですが、神崎ドグマにも注目してください!