座長・内村は「声を荒げることは一切ない」
プライベートでも親交がある2人。内村は、ムロの印象について「行っちゃったな…って感じ。寂しかったですよ」と吐露し、「映画にしろドラマにしろ、こうやって『LIFE!』で共演していたのは良かったなと思います。またこうやって帰ってきてくれることもうれしいです。果たしていつまで『LIFE!』を続けられるか分かりませんが、体が動くうちは、俳優・ムロツヨシをゲストに迎えるまでは、主演・ムロツヨシをゲストに迎えるまでは、まだ頑張ろうと思います」と言葉に力を込めた。
これを聞き、ムロは「『LIFE!』時代の経験がなければ、豊臣秀吉にもなっていなかったでしょうから。座長もそうですが、いろいろな経験値を持って参加させていただいて、暴れるなり、皆さんを支えられる人間になれたらいいなと思って過ごしております」と話した。
反対に、ムロが思う座長・内村の魅力は「怒ること、声を荒げることは一切ない」と明かす。「その中でも、ずっと番組が続いていっている。番組のテイスト、緊張感が変わっていないところは、内村さんが出す背中の大きさだったり、感覚だと思います。3年ぶりに参加させてもらい、これを継続することのすごさを再確認しています。人柄では、ずっとやってきた経験値を、みんなに無言で伝えてくれているところもあるんだろうなって思います。言葉ではないからこそ、受け継ぐものが出てきているだろうなって」と称賛した。
最後に、これから13年目に突入する同番組に期待することについてトーク。ムロは「継続がどれほど難しいことかっていう。ただ続ければいいってものではないので。この時代、日々面白いってことが激流のように変わっていく中で、それでもアンテナを立ててコントを作っていくのが大事だと思います」と持論を述べる。
内村は「ギリギリを攻めていきたいです。攻めていくっていう姿勢は恐れずにやっていけたらなと。そこらへんの加減は非常に難しいと思いますが、あまり怯まずにやっていけたら、続ける意味があるのかな」と同番組にかける思いを口にする。
「あとは私の体力がいつまで持つか。健康であり続けなければいけないという感じですね。もうちょっとは、体力が大丈夫だろうと思うので、もうちょっと続けられるよう頑張りたいと思います」と意気込んだ。
これに、ムロは「内村座長には頑張っていただきたいと思います! これからも水泳に通っていただいて、体力維持を!」と励ましの言葉をかけていた。
◆取材・文=大野代樹
スイッチパブリッシング
発売日: 2019/04/20