コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、ツイ4にて『保護者な魔王と子ども勇者』を連載中の大沖さんが描く『心臓に何かを移植される話』をピックアップ。
2024年6月28日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、5.4万件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、大沖さんにインタビューを行い、創作のきっかけや今回の反響について語ってもらった。
移植手術で主人公の新しい心臓になったのは…
心臓移植手術を受けた主人公。無事に成功してホッと一息ついていた矢先、テレビで「国内で初めて、豚の心臓を人間に移植することに成功」というニュースを見た。“俺じゃないよな…？”少し不安に感じる中で、主治医から衝撃の事実を告げられる。
「あなたの心臓は…イカです」
豚以上の事実に驚きを隠せない主人公。“イカの心臓”で人間の全身に血を送ることなんてできるのか…と疑問に思ったが、実はイカそのものを心臓として移植されていたのだった！イカが泳ぐときの、水を吸い込んで勢いよく吹き出す動作が心臓の動きにハマったというのだ。さらに、移植されたイカは人間と同じくらい生きるという研究結果もあるらしい。主人公にとっては不安や疑問が残る状況になってしまったが、とにもかくにもイカなしでは生きられなくなった主人公なのだった。
そして実はこのイカ、過去に主人公に恩を感じたことから自らの意思でドナーになったのだった。結末にはイカが恩を受けた場面も描かれており、読者からは「最後急に泣かせにくるじゃん...」「めっちゃ良い話」などの感想が寄せられ、他にも「イカしてるぜ」「いかがなものか」「イカにイカされたってか」など“イカ”にかけたユニークなコメントも続出した。
作者・大沖さん「豚の心臓が人間に移植されるというニュースについて友人と話していた」
――『心臓に何かを移植される話』を創作したきっかけや理由などをお教えください。
この漫画はコミティアというイベント(同人誌即売会)のために描いたものでした。コミティアに参加するうえでいつも1～2日で8ページの漫画を描いているのですが今回もそのペースで作成しました。
――心臓とイカの動きがハマるといった発想は、どのような経緯で思いついたのでしょうか？
豚の心臓が人間に移植されるというニュースについて友人と話していた中で、他に何だったら心臓の代わりになるかという話題から生まれました。それをアイディアとしてメモしておいたものが、前述のイベント直前に使えるなと思い、漫画にしました。
――X(旧Twitter)の投稿には、多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響をどのように感じていらっしゃいますか。
こんなに多くの人に見てもらえるとは思っていなかったのでびっくりしています。また、個人的にも気に入っている漫画だったので嬉しく思っています。
――今後の展望・目標をお教えください。
現在連載中の漫画もより多くの方に読んでもらいたいと思っています。
――最後に、読者やファンの方へメッセージをお願いします。
いつもありがとうございます。『保護者な魔王と子ども勇者』もよろしくお願いします！
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
