弘樹と似ているのは負けず嫌いなところ「1番練習したら、1番になれると思っている」
――ご自身と野々宮弘樹の似ているところはありますか?
ないですね。結構、弘樹は自信過剰なところがありますが、僕はネガティブといいますか、自信がないタイプなので。強いて言えば...弘樹は負けず嫌いですが、そこは似ているかもしれません。僕も負けず嫌いで、何でも1番じゃないと嫌で、とりあえず1番になるまでやりたいと思うタイプです。
中学時代は、空手で全国優勝したいと思い、空手に打ち込んで中学3年生の時に全国優勝できました。大学時代は社交ダンスで優勝したいと思って打ち込んだ結果、大学1年生の時に全ての大会で優勝できました。僕は1番練習したら、1番になれると思っているので、隙間時間があれば練習をしていました。それこそ丸1日練習していた時もありましたね。今、役者をしていて、逆に順位の出ないものだからこそ難しさも感じています。
――学生時代の部活の経験が演技に活きているところはありますか?
空手の型と社交ダンスは人に見せるもので、表現するものという共通点があります。架空の相手と戦うのが空手の型なので、演技に近いものを感じます。自分がどういうふうに動いたら、どう見えるかということをよく考えていました。そういう意味ではどちらのスポーツも演技に通じるものを感じますので、やっぱり部活をやってきたことが演技に活きていると思います。
――もし実際に美智留のような悪女が目の前に現れたらどう思いますか?
騙されると思いますね。この人は僕がいないとダメなんだ、と思ってしまうタイプなので、たぶん引っかかってしまうと思います。自分では気づかないと思うので、周りの友達が止めてくれると思います(笑)。
――様々な欲望を持った人物が登場しますが、前田さんのどうしても捨てられない欲望を教えてください。
コレクター欲が捨てられないですね。アニメグッズなどをたくさん買ってしまいます。周りも僕がアニメ好きなのを知っているのでグッズをプレゼントしてくれるんです。だからアニメグッズが溢れかえっていて、行き場のないたくさんのアニメグッズで実家の自分の部屋が埋まっています(笑)。
部屋に等身大のポスターを貼っていたり、ショーケースにフィギュアを何百体と飾っていたり...次に引っ越しをする時は、色々と整理したいですね。なるべく自分の家のグッズを減らして、実家にコレクション部屋を作ろうと思っています(笑)。母に「やめて!」と言われていますが、そこは戦います!
――役者として目指すべきところは?
役者を始めたのが22歳だったので、やりきれていない役がたくさんあります。例えば中学生の役などは年齢的に難しいですよね。もっと早く役者を始めていたら良かったなと思います。だから今できる役や芝居を、将来後悔しないように一生懸命やりながら、ずっと続けていけたらいいなと思います。
また声優にも挑戦してみたいですね。声優だったら年齢に縛られない若い役や外見にこだわらない役もできるので、幅広く挑戦できたらいいなと思っています。自分の好きな作品の好きなキャラは他人に取られたくないんですよ! 誰かに渡すくらいなら自分でやりたいと思いますね(笑)。