無料のBS放送局「BSJapanext<263ch>」で放送中の「麻雀オールスター Japanext CUP」(毎週日曜夜10:00‐11:45/公式アプリ「つながるジャパネット」、コネクテッドTVサービスでも無料同時配信)。9月22日(日)には、2回戦B組の第1・2試合が放送された。対戦するのは予選C組を勝ち抜いた魚谷侑未、黒沢咲と、予選D組を勝ち抜いた仲林圭、田口淳之介。まずは“最速マーメイド”の異名を持つ魚谷が試合を動かした。試合の合間に魚谷がカップにかける思いや今後の活動について語ってくれた。
優勝賞金300万円のプロ麻雀トーナメント
同番組は2024年から始まった新たな麻雀の大会で、優勝賞金300万円、真のナンバー1の座を勝ち取るために各麻雀プロ団体のタイトルホルダー、Mリーガーら32名がトーナメント戦で対局を繰り広げる。予選に続く第2回戦は計4試合(1試合=2半荘)の総合ポイントで上位2名が勝ち上がりとなる。
魚谷は2023-24シーズンのMリーグまで、セガサミーフェニックスのメンバーとして活躍したが、契約満了をもって同チームを退団。一方でYouTubeチャンネルを開設したりと、注目度は依然として高い選手だ。第2回戦で勝負を挑む魚谷に、セガサミーフェニックスを退団した今後の目標などを聞いた。
Japanext CUPは絶対に優勝するという気持ちで臨んでいる
――セガサミーフェニックス退団後、初のタイトル戦です。意気込みからお聞かせください。
まずはMリーグに復帰するためにも絶対になにかタイトルが欲しいと思っています。今年1年を勝負の年として過ごすと決めているので、このトーナメントは絶対に優勝するという気持ちで臨んでいます。
――2試合目までを終えて、手応えはどうですか?
今は相当感触がいいですね。卓の中で私が一番有利なポジションにいて、良い状況で迎えられる3試合目になります。トップを狙うのは当たり前として、そうでなくとも思惑通りに動いていけそうです。最後まで丁寧にいきたいです。
――対戦相手の田口さん、仲林さん、黒沢さんを迎えてどんな戦略を練ってきましたか?
状況によってマークする人がいるにしても、麻雀は基本的には自分との戦いだと思っています。自分がいかにポイントを伸ばしたり、ポイントをうまくまとめていくというところを重視しています。そのため黒沢さん、仲林さんの打ち筋はある程度把握はしていますけど、そこに対してどう打とうというような対策は特に考えてはいないです。
ただ2試合目が終わって非常に良いポジションに付けることができたので、ここから以降は“黒沢さんにトップを取らせないようにする”、“私は持ち点を崩さないようにする”と、やるべきことは明確です。
Mリーグ復帰を目指し、今年は自分を強化する時間に
――フリーになった魚谷さんの動向はファンの気になるところです。今年の目標とするところは?
今はMリーグに戻ることを第一に考えていて、そのために一番必要なのは次回のドラフト候補に私の名前が上がるような活躍を見せることです。まずは自分の麻雀を今まで以上にさらに強くして、このトーナメントを含めてタイトル戦で優勝していくことが目標です。
第二としては、やっぱり名前を忘れられないようにすることですね。YouTubeチャンネルを開設したのも、noteでMリーグの振り返りの記事を書いたりしたこともその一環。今まで以上に自分のアピールの場が必要だと思っているので、そうした発信をもっと積極的にしていきたいと思います。
――チームは退団したものの、やるべき活動はむしろ増えた感じですね。
そうですね、意外に前よりも忙しくて。その合間を縫って勉強会に参加していますが、それももっと数を増やして、自分に足りなかった部分を見つめ直す時間にしていきたいです。Mリーグに参戦していた時期というのは、自分に何かが足りないとは自覚しつつも、それに向き合う時間がなかなか取れなかったというのがありました。
――やはり試合数が多いと、研究時間が取れない?
というより、体調面ですね。勝ち負けの世界だし、特にMリーグは注目度が高いというのもあって想像以上に気力、体力は削られるし、疲れも溜まるんですよ。次に向けて心身を整える方を優先させていたという感じです。でもとりあえずはこの1年、そこに気を遣わなくてよくなって、自身の向上に時間を使っていけるのはある意味、充電期間としてベストなのかもしれないですね。
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