新郎が結婚式後に失踪…初対面の相手と“交際0日間”で結婚する「マッチングの神様 ~結婚実験リアリティ~」シーズン1振り返り
恋愛に悩む10組20人の男女が、初対面の相手と結婚するという実験的な番組「マッチングの神様 ~結婚実験リアリティ~」。動画配信サービス・Huluでは現在シーズン1~5を配信しており、“疑似恋愛は本当の恋になるのか”を追っている。本記事では、シーズン1(全41話)の注目カップルや見どころシーンなどを振り返っていく。
“交際0日婚”で真実の愛を見つけ出す「マッチングの神様 ~結婚実験リアリティ~」
「マッチングの神様」は、オーストラリアで2015年に製作された恋愛リアリティーショー。恋愛に悩みを抱える男女20人が集められ、人間関係の専門家、ジョン・エイケンとメル・シリング、神経心理療法士のトリシア・ストラトフォードといったプロが独自の理論により2人をマッチングさせる。初対面からいきなり結婚式を終えたカップルが、“交際0日婚”という特殊な環境下で真実の愛を育むことができるのかを検証する番組だ。
登場するカップルは、結婚への極度の緊張から2時間も式に遅刻し新郎に見捨てられてしまった新婦、結婚自体に難色を示す家族を持つ女性、傷付くことを恐れるがゆえに男性から逃げがちな3人の子を持つシングルマザーなど多種多様。それぞれが事情を抱える中、“真実の愛”を求め、結婚相手と自分自身の人生に向き合っていくところが見どころとなっている。
本作では、まず同性同士が挙式前に集まり知り合う機会を作り、翌日にプロがマッチングさせた相手と挙式をおこなう。翌日新婚旅行に出発し相手との仲を深め、夕食会で他のカップルと合流した後ひとときを過ごす。それ以降は1週間ごとに、パートナーとこの先やっていけるかどうかを判断し、誓いを立てる“誓約式”をおこなう…というジェットコースターのようなスケジュールだ。
オーストラリア全土から集められたカップルはいずれも同じ屋根の下で暮らし、自分たちのこれまでの生い立ちを全員の前で告白。その後はすべてのグループの前で、2人の結婚生活をさらけ出していく。個性豊かな参加者が集まる中、やはり発生するのは数々のトラブル。それでも幸せな結婚生活を送るため、周囲や自分自身と向き合う姿がリアルに描かれている。
「マッチングの神様」シーズン1、注目の2カップルを紹介
本シーズンで10組20人のカップルが登場する中、特に視聴者の注目を集めたカップルを2組紹介する。
まずは元プロクリケット選手のキャメロンと、会社経営者・ジュールズの仲良しカップル。人間関係の専門家・ジョンも「歴代カップルの中でも非常に相性の良い2人」と絶賛する2人は、まさにお手本のようなカップルで、終始安定した関係性を見せている。第一印象からお互い好感を持ち、思いやりを持って接する姿が印象的だった。
キャメロンはカップルたちが合流する夕食会にて、周囲のメンバーに「みんなの愛と幸せを祈ってる」と乾杯の音頭を取ったりとリーダーシップも発揮。一方のジュールズも温厚でポジティブな性格。決して相手を否定することなく、女性メンバー同士とも仲良く距離を縮めていく。たびたびメンタルが不安定になることもあったが、キャメロンの包容力でうまくバランスを取っていた。
また、マークと3人の子供を育てるシングルマザー・ニンのカップルにも注目したい。実はニンはこれまで実の親や子供の父親に捨てられてきた過去を持っており、なかなか人に心を開けない状態だった。傷付かないように虚勢を張り、思ってもいない冗談を言い、その場の空気が凍り付くこともしばしば。マークと初対面を果たした結婚式でも、会っていきなり「(マークに)髪があって良かった」と発言。これにはマークも苦笑いだった。不器用な人柄ながらも“本当は愛されたい”と願うニンの想いが、マークに伝わるかどうかも見逃せないポイントだ。
https://www.hulu.jp/married-at-first-sight
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