ロシア出身コスプレイヤー「チェンソーマン」バニーコスプレで魅了「“自分の個性”を残したメークを意識」<コミケ104>
漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、今や日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。8月11日・12日には、世界最大規模の同人誌即売会として知られる大型イベント「コミックマーケット104」(コミケ104)が東京ビッグサイトにて開催され、2日間で26万人が来場するなど大盛り上がりとなった。
WEBザテレビジョンでは、そんな「コミケ104」のもう一つの見どころであるコスプレエリアにクローズアップ。会場を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施し、それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。
「コミケ104」を彩ったコスプレイヤーたちのこだわりとは?
「チェンソーマン」東山コベニ(創作衣装)/Yameekaさん
今回のコスプレで意識したのは、キャラクターの魅力を表現しつつ、自分らしさも残すということでした。できるだけコベニちゃんに似せながらも自分自身の個性も出せるよう、メークには特別な注意を払いました。
「勝利の女神:NIKKE」メアリー/有村ユキさん
こだわったポイントを挙げるとしたら、この夏は例年以上に日焼け対策に気を付けた…ということですね。今回の衣装は真っ白な水着なので、ちょっとでも日焼けしてしまうと着た際に違和感が生じると思い、徹底して肌の白さを維持してきました。そうしたこだわりが写真にも反映されているとうれしいです。
「勝利の女神:NIKKE」ミハラ/みるみさん
今回、一番力を入れたのはメークになります。ミハラの誘惑するような目元を再現したくて、二重幅を広げ、下まつ毛が際立つアイメークにしてみました。それとウイッグの色味も注目してほしいポイントになります。紫と黒を合わせた色を作り、何度も染め直すことでこちらの色味に仕上げました。イベントの1週間前から食生活に気を付けて体を絞ってきたことも、自分なりに頑張ったところかなと思っています。
「勝利の女神:NIKKE」サクラ/まきほさん
こちらはゲーム内の夏イベントで実装された新スキンなんですけど、どうしてもコスプレをしたくて衣装一式を手作りで用意しました。製作過程で一番大変だったのは布選びですね。この衣装にぴったりの生地がなかなか見つからなくて、探すのに苦労しました。ビキニの桜柄はワッペンを縫い付けて再現して、赤い番傘も色味やサイズ感にこだわって用意したものなので、全身でサクラらしさを表現できていたらうれしいです。
「青春ブタ野郎」シリーズ:古賀朋絵/琴羽つばささん
一番力を入れたのはウイッグの造形です。朋絵はウエーブ髪が特徴的なキャラクターなので、全体的にボリュームを出して。前髪の分け目やサイドの毛のカーブの向き、「青ブタ」特有のカクっとしたくせ毛の再現にもこだわりました。衣装に関しては、バニースーツはキャラのイメージに合う色味のものを探して、体のラインが出るように背中を縫って詰めました。それとメークでは“小悪魔っぽさ”を意識しつつ、たれ目になるようにアイラインを入れて。チークとリップは衣装の色に合わせて、明るめのピンクを入れています。また、目を丸く見開いて、口元はアヒル口にすぼめたり、顔まわりに手を添えてちょっとあざといしぐさをしたりと、表情とポージングでも朋絵らしさを表現してみました。他にもたくさん笑ったり、拗ねた表情をしたりと、いろんなしぐさで写真を撮っていただけたので、仕上がりにはすごく満足しています。
9月以降も全国で大型コスプレイベントが続々開催
こうして大盛況のうちに終了した「コミケ104」に続き、コスプレが楽しめる大型イベントは9月以降も全国で続々と開催予定。「東京ゲームショウ2024」(9月26日~29日、千葉・幕張メッセ)、「池袋ハロウィンコスプレフェス2023」(10月25日~27日、池袋東口エリア)、「東京コミコン2024」(12月6日~8日、幕張メッセ)、「コミックマーケット105」(12月29日・30日、東京ビッグサイト)なども控えている。
はたしてこれらのイベントでは、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 今のうちからトレンドを分析しておき、会場で答え合わせをするのも面白そうだ。
◆取材・文=ソムタム田井