藤原竜也と広瀬アリスが共演する10月9日(水)スタートのドラマ「全領域異常解決室」(毎週水曜夜10:00-10:54、フジテレビ系 ※初回は10:00-11:09/FODにて配信)。本作は、近な現代事件×最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を、「全決(ゼンケツ)」こと「全領域異常解決室」という捜査機関が解決していく1話完結型ドラマ。このたび、藤原と広瀬にインタビューを実施し、自身の役柄についてや、撮影中のエピソードなどを語ってもらった。
ドラマは「未確認動物あるいは未確認生物といったことが当たり前のこととして出てくる」
――藤原が演じる異常なまでの知識と記憶力、洞察力を持つ主人公・興玉雅と、広瀬演じる「全領域異常解決室」に出向を命じられた警察官・雨野小夢が、常識の枠を超えた“不可解な異常事件”の解決に挑んでいく。
藤原:クランクインしてから1週間がたちましたが、僕としてはまだ確証が持てていなくて。僕は小学生の頃から「月刊ムー」を購入しているくらい超常現象や、未確認生物といったものが好きなのですが、視聴者の皆さんがこのドラマをどう受け取ってくださるのかなと。
それこそ都市伝説化している「シャドーマン」や、未確認動物あるいは未確認生物「UMA」といったことが当たり前のこととして出てくるので、それを視聴者の方が面白いと思ってくださるのかは分かりませんが、僕は面白い企画だと思いました。
広瀬:私が演じる雨野小夢は、「絶対にオカルトなんて、信じません!」というキャラクターなので、それは視聴者の方と同じ目線なのかなと。雨野は元々警視庁の音楽隊カラーガード(通称:MEC)にいたので、多少体育会系な部分があると思うんです。
だから“全領域異常解決室”に出向になってからも、彼女なら全力で興玉さんについていくと思うので、そこは「何でこうなんですか?」と言いつつも、大いに興玉さんに振り回されていきたいと思っています。
広瀬アリス「藤原さんはたくさんお話ししてくださる方」
――藤原と広瀬は今回が初共演。顔合わせのときこそ、広瀬は藤原が「目を合わせてくれなくて」と言っていたが…。
広瀬:私も最初はすごく緊張していて、なので撮影が始まってからは「今日も暑いですね」とか気候の話をしていて、今は藤原さんが「おはようございます。元気ですか?」と必ず問いかけてくださり、そこから会話が始まる感じです。
でも意外だったのは、藤原さんはたくさんお話ししてくださる方なんです。これまでに出演されてきた役の印象から、勝手に「役に入っているから話し掛けないで!」というタイプの方かと思っていたら、全く違っていました(笑)。
藤原:広瀬さんは、皆さんがイメージしていらっしゃる通りの明るい方で。興玉としては雨野のことを、もっとこっちの世界に引きずり込みたいと思っているけれど、雨野はそれを信じていないという。広瀬さんの等身大の良さが出ている純粋でストレートなキャラクターなんじゃないでしょうか?
広瀬:ありがとうございます。でも、藤原さんこそ、セリフの量は圧倒的に多くて。説明ゼリフが多いから、本当に大変だと思います。
藤原:先日、刑事役のユースケ・サンタマリアさんとご一緒しまして。劇中に“ヒルコ”というナゾの神的な存在が出てくるのですが、ユースケさんは「卑弥呼、卑弥呼」と違う名前で連呼されていて…。
広瀬:ユースケさんは「全領域異常解決室」も間違って、“全粉粒”と言われていました(笑)。
藤原:そう。この前も興玉が英語を交えながら説明をしているときに、ユースケさんから「(英語で)そんなことを言っていたんだ。大変だねぇ」と言われて、この現場で1番台本を読み込んでいるのは、絶対に僕だと確信しました(笑)。
広瀬:でも、あの英語交じりのセリフは、私も「藤原さん、大変そう」と思っていました。今、撮影が続いていますが、私には面白い作品になる予感しかないです。
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