密子と夏の温かな絆にホロリ
密子らも亡き者にして九条開発を手に入れようとする荻野目の魔の手から逃れることができたのは、密子と夏の“シスターフッド(女性同士の絆)”だった。
夏が密子から最初に教えてもらった“アンカリング”。それは、手の中指・薬指を親指につけ、人差し指と小指は立てた状態にするキツネのように見える指の形をしたときには「幸せだった瞬間を思い出すようにする」というもの。密子も夏も、2人で目標に向かう中でたくさんの幸せを得て、キツネのハンドサインをするときに思い出すのは互いのことが多くなっていた。
そうして絆が深まっている密子と夏。密子は狂気を逸した荻野目に「最後に少しだけ夏さんと話をさせてもらえませんか」と願い、荻野目の目を盗んで夏にキツネのハンドサインを見せた。すると夏もキツネのハンドサインを返した。夏は密子の姉を助けられなかったことを改めて謝り、互いを思うあまりの行動を互いに詫びる2人。
そして、密子を危険に合わせないために夏が距離をとった期間のことを「会いたかった」と言い合うと、荻野目が「何の話をしてるんです?」とあきれ始めた。すると、2人はさらに「かわい過ぎるんです」と言い合いになって、「もういいだろ」とあきれて近づいた荻野目に反撃をした。手と体を縛られていた2人は、話をしているうちに密かに密子が隠し持っていたナイフで手のロープを切っていたのだ。
密子と夏の「かわい過ぎる」という言い合いは尊かった。荻野目に立ち向かった後、密子は夏をかばって美樹に刺されてしまうというまた驚きの展開もあったが、命は助かった。その後、夏は介護の仕事に戻り、夏から「人を思うことの温かさ」を学んだ密子は遥人と智との恋の三角関係は進展せずにコーディネーターとして助けを求める誰かのために旅立つことに。そんな密子を「待ってますから。いってらっしゃい」と夏は見送った。
途中のピンチにハラハラしながらも、温かい2人のやり取りで終幕。柔らかな2人の笑顔が印象的なラストとなった。
SNSには「最終回が一番面白かった」「最後まで密子さんかわいかった」「終わり方良き」「泣いた」「かわいいと言い合うシーンはニヤニヤが止まらん」「夏さんと密子さんが手を取り合うシーンがとてもとてもよかった」といった声が。また、「いってらっしゃい」「いってきます」のやり取りがあったことで、続編を期待する声も高まっている。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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