――本作では各地でロケ撮影も行われているようですね。
さまざまなロケ地にお邪魔させていただいているのですが、久しぶりにこんなに長く広い空を見ているなぁと。自然を見ることができるのでとても心が豊かになりますし、この前は撮影帰りに花火が上がっているのを見ることができました。
美術部の皆さんの魂がこもったセットでは、時代を感じる1つひとつの小物がすごくかわいいので、そのあたりもぜひ注目していただきたいです。
そして、どんな環境での撮影でも、監督の皆さんの演出に助けられています。塚原監督は、役の感情の流れを止めずに走らせてくれたり。
「チア☆ダン」(2018年、TBS系)のときもお世話になった福田亮介監督は、作品の世界にズドンと入れ込んでくださる方。こんなすてきなチームの輪の中に入れていただいて、すごく光栄だなと思いながら撮影を重ねています。
――最後に視聴者へのメッセージをお願いします。
20代最後の年に日曜劇場に戻ってくることができて、とても光栄ですし、うれしい限りです。
百合子は物語後半にかけてよりバックグラウンドが見えてくるような役どころ。たくさんの方々が感じてきた思いを、今の時代の人たちに百合子を通して心のバトンを渡せると思うと、すごく緊張しますし、プレッシャーもあります。でも、そのために自分はこの仕事をしてきたのかもしれないとも感じています。
70年の時間軸の中に、さまざまな要素が詰まっていて、見れば見るほど、噛めば噛むほど味が出てくるような作品になっていますので、ぜひじっくり楽しんでいただけたらうれしいです!
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