唐沢寿明との共演「僕自身と桐生を大きな心で受け止めてくれました」
一馬たちの育ての親である風間新太郎を演じるのは、俳優の唐沢寿明だ。ドラマ『THE LAST COP/ラストコップ』で共演以来、竹内が尊敬している大先輩だ。
竹内は「唐沢さん、大好きです」と笑顔を見せると「風間の役は誰がいいのか……という話し合いがあったとき、(監督を務めた)武正晴さんが『唐沢さんにやってほしい』とオファーを出したと聞いたんです。」と裏話を披露する。
「僕は台本を読んだときから唐沢さんしか思い浮かばなかったので、出来上がった作品を観たときも、改めて唐沢さんに演じていただいてよかったなと思いました。すごくいいバランスで、現場では僕自身と桐生を大きな心で受け止めてくれました」と喜びを口にしていた。
武監督の現場について「あれだけ細部まで神経を注いで、ものすごい熱量で演出される監督はなかなかいらっしゃらないと思う」と語ると「そういう背中に何度も僕は心を突き動かされました。負けないものを持ち込んでいかなければ」と鼓舞されたという。
さらに竹内は「武監督たちの手によって、監督たちが培ってきたものを曲げずに表現したものが、どう全世界の方に受け止めていただけるのか、配信が本当に楽しみです。それだけ自信を持って届けられる作品になっています」と胸を張っていた。
◆取材・文=磯部正和
スタイリスト=徳永貴士(SOT)/ヘアメイク=佐藤友勝