「タクシードライバー」「恋におちて」など、ロバート・デ・ニーロ出演映画6作品を一挙放送 あらすじと見どころに迫る
映画「ジョーカー」にも影響を与えたマーティン・スコセッシ監督作「キング・オブ・コメディ」
11月1日(金)夜8時からは、映画「キング・オブ・コメディ」(1984年)を放送。先述の「タクシードライバー」でもタッグを組んだ、マーティン・スコセッシ監督による作品だ。
コメディアン志望のパプキン(ロバート・デ・ニーロ)は、尊敬する人気コメディアンのジェリーに強引に自分を売り込むが、ジェリーは追い払う口実として事務所に電話するよう伝える。しかしパプキンは、ジェリーに気に入られてテレビ出演を依頼されるという妄想を繰り広げる。その後、パプキンは自分のネタを披露しようとジェリーの事務所を訪ねるが、門前払い。諦められない彼は誘拐という手段で一夜限りの舞台を掴もうとするのだが――。
本作は、大ヒット映画「ジョーカー」のモチーフとなった作品と言われている異色の風刺コメディで、徐々に現実と妄想の区別がつかなくなる主人公を演じる、ロバートの怪演ぶりが映し出される。
11月2日(土)夜9時からは、実話をもとにした、マフィアたちの友情と裏切りを描いた映画「グッドフェローズ」(1990年)を放送。主人公のヘンリー(レイ・リオッタ)は、幼いころから“グッドフェローズ”というマフィアの世界に憧れを抱いており、12歳になったときに大物ギャング、ポーリー家に飛び込んだ。その後、兄貴分のジミー(ロバート・デ・ニーロ)や仲間たちとのさまざまな経験を経て、結婚をし、子どもも授かったヘンリー。しかしある日、ジミーが指揮を執る600万ドル強盗事件に加わったヘンリーは、FBIに目をつけられ逮捕されてしまい――。
本作は、マフィア同士の抗争というよりも、“マフィアに憧れた少年の生き様”にフォーカスされており、手持ちカメラを多用しながらの撮影や、ヘンリーが逮捕される1日を細かいカット割りで演出したことで、ヘンリーのより細かい行動や心情描写がわかりやすく描かれる。
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