――本作誕生のきっかけは、野木さんとの長崎旅行だと伺いました。初めて端島を見たときの印象はいかがでしたか。
どこか時が止まっている感じがしました。観光地ではあるものの、観光地っぽくないといいますか 「圧巻」の一言ですね。
――豪華なキャストも話題の本作ですが、キャスティング面でのこだわりがあれば教えてください。
まず、神木さんに関しては即決でした。神木さんとは長い間話し合いを重ねて、主演をやっていただくことになって。次に主要キャストにあたる女性3人はパッと見ただけで違う人だと分かるようにしたいと考えていました。
全くテレビを見ない方や、外国の方が見ても、顔や雰囲気が違う3人の女性を探していたのですが、リナ役は歌唱シーンがあるため歌えないといけなかったんです。歌唱力があって、お芝居がしっかりできる方となるとかなり限られてくるので…。
池田さんって、あまりGP帯のドラマに出演されている印象がなかったので“断られるかな…”と思っていたのですが、お父さんが端島の横にある高島のご出身だったこともあり、すぐに出演OKをいただきました。
杉咲さんは中学生のときに、土屋さんは高校生のときにご一緒していたのですが、“また一緒に作品をやりたいな”という思いがあり、お願いをしました。
斎藤さんはいつもお声がけしていたのですが、なかなかタイミングが合わず…今回ようやく念願かなってご一緒することになりました。清水さんに関しては、野木さんの中でイメージがあったようで「どうしても清水くんにしたい」とリクエストがあって。最初は神木さんと少し年が離れていることを懸念していたのですが、(幼なじみ役として)全く違和感がなかったです。
皆さん本当に仲が良く、空き時間もずっと話していて。現場づくりも含めて良いキャスティングができたなと思っています。
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