壮大なスケール&先の読めない展開が話題に…新井Pに聞く、『海に眠るダイヤモンド』の魅力「中盤には“こうきたか!”という展開も」

2024/11/01 19:00 配信

ドラマ インタビュー

「“新しい世界が広がったな“と思っていただけたらうれしい」


――第1話を見ただけでは、この物語がどこへ向かっていくのか未知数なところも魅力的でした。

端島パートでいうと、前半は“青春感”があるのですが、長い期間を描くので、中盤には“こうきたか!”という展開が描かれたり…後半にはまた違う味わいがあって、野木さんならではの魅力を感じていただけるはずです。

――第2話では端島に大型台風が接近しますが、撮影で大変だったことを教えてください。

台風のシーンは本当に大変でした…何トン水を使ったんだろう(笑)。現場に大きなプールを用意して、水をいっぱいになるまで溜め、それを一気に流すという…。さらに、上にはシャワーみたいな機材を大量に吊るして、合図を出すと端島銀座全体に雨が降るという装置を丸一日掛けて設置しました。

あとは、思いっきり水がかかるシーンがあるのですが、ドラム缶を5つ使った装置を作って、それを一気にひっくり返しているんです。真夏に撮影をしたのですが、あそこまで濡れてしまうと服も全然乾かないので、足湯に入ってもらったりして暖をとって…みんなで震えながら頑張っていただきました。

――今後、物語はどのように展開されていくのでしょうか?

愛によって、さまざまなことが巻き起こっていきます。実は第1話にも、すでにさまざまなヒントが散りばめられていて、最終回の台本を読んだスタッフたちも「えー!?」と驚いていました(笑)。

それに、最終回まで見ていただくと、神木さんが鉄平と玲央の一人二役を演じている理由も分かるはずです。

過去パートで描かれた内容が、どう現代パートに結びついてくるのかという点が今後見ていく上でのポイントになっていくと思います。全員主役のような登場人物たちがいて、それぞれの人生を玲央が知ることによって現代パートの面々にも変化が表れていって…過去からのメッセージを、どのように玲央が受け取って、行動していくのか、注目してみてください。

――最後に、野木さん、塚原監督、新井プロデューサーの3人が作る作品のファンだという方もたくさんいらっしゃるかと思います。常に作品が注目されている現状について、新井さんはどうお考えですか?

そんなに注目されていますか?(笑) ちゃんと期待に沿えることができるといいなという気持ちではあります、「今回はイマイチだったな」と言われるのは悲しいですし。

この3人でやる日曜劇場は今回が初めて。「アンナチュラル」、「MIU404」とやってきましたが、今回はまた違うジャンルの作品をお届けするので、“新しい世界が広がったな“と思っていただけたらうれしいです。