虎之介「自分と、自分の大事な人のために…」
「俺みたいな平凡な人間にはね、こう、けがしてる人に絆創膏あげるみたいな、そんくらいのことしか、できることってないんだよ」と虎之介。“心配性同盟”の優希は、そういうことで誰かに必要とされている気がして嬉しかったのだと虎之介の気持ちを思いやった。
でも虎之介は、行動した。美鈴の元へ行き、始まるかもしれなかった恋を終わらせた。その報告と共に愛莉が指摘したことは「図星」で、言ってくれなければ間違ったほうに行っていたと愛莉に感謝した。
その後、優希、まひる、広海を交えて、虎之介の失恋を癒す“塩ラーメンを食べる会”を開催。食べ終えたあと、虎之介は優希に「誰かのためは最後にする。これからは、自分と、自分の大事な人のために絆創膏を持ち歩く」と告げた。
自己犠牲のうえに成り立つ恋は、苦しい。「恋愛マスター」ではないと言いつつも、指摘できた愛莉の考えは素敵だし、素直に「図星」だったと認められる虎之介もよかった。何気ない日常を描きながらも、その後の人生につながるキラリとした瞬間が捉えられていた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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