所ジョージがMCを務める「所さんの世田谷ベース」(毎週土曜夜10:00-10:55、BSフジ)の第426回が11月9日(土)に放送された。所ジョージ的モノの考え方や閃いた遊び、世の中の楽しみ方を発信する同番組。今回は、「振り返るとワタシはすごい。」ということで、前回に引き続き木彫りについてなどのトークなどが見られる。
世田谷通信でいただいた贈り物に夢中に
「いらっしゃいませ、世田谷ベースへ」という言葉から始まった「所さんの世田谷ベース」。外は晴れているのだが、お茶を飲み始めてしまったので「まずはココから」と室内でオープニングを撮影しているようだ所。「こんな自由な番組ないですよね」と笑い、“この調子”で18年お送りしています笑う。
片づけをしているうちに、さまざまな物が出てきたという所。そこで世田谷ベースを見た視聴者から送られてきたアイテム、やり取りを紹介していくことに。まず最初に用意されたのは所のハーレーをシャッターの前に置いたジオラマだ。これまでにもさまざまなジオラマを贈ってくれている方の作品だそうだが、所はその人の家にはどんなもの飾ってあるんだろうと所は楽しげに首をひねった。
そのほかにもスイカなどを送ってくれる農家さんとのやり取りや、所のオートバイやスタッフなどをイラストにして日記とともに贈ってくれる方などなど。視聴者から贈られるさまざまなプレゼントを見せながら、“世田谷通信”を締めくくる。
なお贈り物のなかにスイッチのポスターがあったことから、タッチパネルとスイッチの違いについても言及。いまは何でもタッチパネルなどになってしまったことについて、「いらないよその進化は!」と不満タラタラに語る。指が太いと誤認識されてしまうため「タッチは不便!」と持論を展開しつつ、「バカなんだと思う俺、人間って」と“過ぎたるは及ばざるが如し”の典型例としてタッチパネルの普及に物申すのだった。
あまりにも深いこだわりの作り込みが見える品々
片づけの最中に出てきたアイテムとして取り出したのはブリキの車のおもちゃ。所が赤く塗装したおもちゃだったのだが、太陽光で劣化した塗装を見て「車の日焼けあんでしょ、あれと同じだよ。すごくない!?」と感動しきりだ。さらにボディ下には大きなバッテリーが仕込まれており、“フルチューン”がされている同アイテム。天井部分にはタイヤを動かすスイッチが用意されている…というところで、所は「これなんだよ!このクリック感が必要なんだよ!」と改めて“スイッチ論”について熱く語りだす。自分がオンにした感覚が手に返って来るのが良いのだと熱弁していた。
ほかにも車のおもちゃの紹介や、銃のおもちゃの分解、カスタムされている部分の紹介など、自分のこだわりを眺めながら昔を振り返える所。片づけをするだけでこれだけ語れるアイテムが出てくるとは、さすが世田谷ベースというべきか。番組の後半では、「途中菩薩半端観音」を塗装したあとの未公開シーンも公開。仏像の頭を紙粘土で再現した物は、これも木彫りの仏像と同じく金属調に塗られている。紙粘土を使って首や胴体、足を曲げた「ねじれ地蔵」を作ろうと思っているそうだ。まだ構想段階のためか「よくわかんねえんだけどさ」とつぶやきつつ、ほかにも、「ミロの菩薩」なるアイデアを明かし、自由な発想を見せてくる。
なお撮影時は十五夜の日ということで、お月見の準備に。世田谷ベースの庭にある草を切り、ススキの代わりを同じイネ科であるレモングラスで誤魔化そうと笑う所。持って帰りたかったら持って帰っていいよとスタッフに笑いかけ、「悪い子はイネ科…つってな?」とスベったところで「解散です!」と強引に幕を引くのだった。