コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、もなかもちさんの漫画「お風呂でこうなっちゃう日もある」をご紹介。
作者であるもなかもちさんが10月26日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2.7万件を超える「いいね」が寄せられた。本記事ではもなかもちさんに、作品のこだわりなどについてインタビューをおこなった。
嫌なことがあった日の行動が共感しかない
もちくまはお風呂に入りながら”やなこと”を思い出してしまった。と同時に、「ワァァアァ～！！」と声を出してしまう。
本作を投稿したX(旧Twitter)には「あるよね」「毎日一人反省会しちゃう」「わかるよもちくま、そういう時はねお風呂で好きな曲を歌うんだよ！すっきりするよ」「お風呂でやなこと思い出したら、汚れと一緒に流れてけぇ！って念じてる」などの共感コメントが寄せられている。
「少しでも現実を忘れ、笑ったり共感したりすることで、心が軽くなる時間を持ってもらえたら」作者・もなかもちさんにインタビュー
――「もちくま」を創作したきっかけや理由があればお教えください。
「もちくま」は、元々LINEスタンプを作る際に創作したキャラクターです。お餅とくまが好きだったことから、もちもちした柔らかそうなくまのキャラクターがいたら素敵だなと思い、デザインを始めました。私の祖父母が餅屋を営んでいたこともあり、お餅には幼少期から深い思い入れがあります。その思いが形になったのが、もちくまです。
――本作を描くうえでこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
ついついやってしまうな、という行動に着目し、「こういう日もあるよね～」という気持ちを皆で共有できたらなという思いを込めながら描きました。もちくまの叫んでいる表情に注目していただきたいです！
――可愛いもちくまに癒されました。作品を描くときにこだわっていることがあればお教えください。
作品を描く際には、さまざまな方が見てくださる場であることを意識し、できるだけシンプルに仕上げるよう心がけています。文章が少なくても、イラストだけで内容が伝わるよう工夫しています。
――本作をはじめ、共感を呼ぶ作品や心が癒される作品を多く描いていらっしゃいますが、理由があればお教えください。
現代社会においては、日々さまざまな出来事に追われ、心身共に疲れが溜まっている方が多いと感じています。私自身、体調を崩していた時期があり、その際は体調以外のことに気持ちを向ける余裕がありませんでした。その経験から、少しでも現実を忘れ、笑ったり共感したりすることで、心が軽くなる時間を持ってもらえたらと思い、作品にその気持ちを込めています。
――今後の展望や目標をお教えください。
今後もSNSを通じて、さまざまな投稿を続けていきたいと考えています。ありがたい事に、グッズを手に取ってくださる方や、「こんなグッズがあったらいいな」といった声を目にすることもあり、もちくまを身近に感じてもらえるようなグッズをもっと増やしていけたら嬉しいな、と思っています。日々の投稿を通じて、もちくまの魅力をさらに多くの方にお届けできるよう努力していきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
いつも「もちくま」を応援してくださり、本当にありがとうございます。これからも、皆さんに楽しんでいただけるような作品をお届けできるよう努めていきたいと思っています。もちくまが日々を適当に、ちょっとわがままに過ごす様子を見て、1分1秒でもいいので、心がふっと軽くなったり、笑顔になったりするひとときを感じていただけたら嬉しいです。これからもよろしくお願いいたします。
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