韓国ドラマの人気ジャンルの一つが、復讐や愛憎など中毒性たっぷりのドロ沼ストーリーを描いた“マクチャンドラマ”。寝る間も惜しんで一気に見てしまった、続きが気になって気もそぞろな日々を過ごした…そんな経験がある韓ドラファンも多いのでは? そんなマクチャンドラマの新たな話題作「復讐の渦~因縁の父娘(おやこ)~」(2023年)が12月3日(火)、CS放送「衛星劇場」に登場する。2012年のドラマ「福寿草」でもドロ沼復讐劇を描き大反響を巻き起こした脚本家が放つ中毒性抜群の復讐&愛憎劇、その見どころに迫る。
非道な男の娘として生まれたヘインは…
「復讐の渦~因縁の父娘~」は、どん底まで追い詰められるヒロイン・へイン(チョン・ヘヨン※幼少期キム・シハ)と、愛に飢えた上流階級の令嬢セナ(チョン・ウヨン※幼少期キム・テヨン)、そして2人の父で強欲な男チファン(キム・ユソク)の果てなき愛憎と欲望のぶつかり合い、因果応報と破滅を描いた“復讐エンターテインメント”。
上流階級の女性と結婚して権力を得るために、自分の子を身ごもる恋人スニョン(シム・イヨン)を非道にも自殺に追い込んだチファン。だが、スニョンが道連れにしたはずの赤ん坊・へインは生きていた――。
スニョンは死の直前、チファンの秘書として働く友人ジョンイム(チョ・ウンスク)にヘインを託していたのだ。8年後、みなしごとして養護施設で生活するヘインは、池に落ちた少年ジヌ(ソ・ハンギョル※幼少期イ・ジュウォン)を偶然助け、仲良くなる。その後へインの養子縁組が決まるが、へインを待っていたのは養父母からの虐待の日々。そのことを知ったジョンイムはヘインを一時保護することを決め、チファンの屋敷に連れてくる。
実の父親が圧倒的悪…マクチャンドラマの真骨頂
韓国では、突然の事故や記憶喪失、実は親子や兄弟だったといった出生の秘密、命懸けの復讐やプライドのぶつかり合いなど、日本で言う“昼ドラ”のように過激なエピソードで登場人物をどん詰まりまで追い込み、ドラマを急展開させるストーリーが“マクチャンドラマ”と呼ばれ大人気。“マクチャン”とは“どん詰まり”という意味だ。
本作でも、そんな劇的展開がストーリーをダイナミックに動かしていく。まず、富と名声を手に入れるために恋人はおろかわが子までも手に掛けようとする冷徹で強欲なチファンのキャラクターが強烈で、圧倒的悪役として立ちはだかる。
ジョンイムの愛に包まれてささやかな幸せを手に入れたヘインは、ソルと名前を変え、一度は新たな人生をスタートさせる。だが、チファンはその行く手に再び立ちはだかり、自分たちの罪の隠蔽のため、ソルのささやかな幸せを容赦なく壊し、どん底へと追い詰めていく。
近年も、セレブたちのマウントの取り合いが壮絶な復讐劇に発展する「ペントハウス」や「スカイキャッスル~上流階級の妻たち~」をはじめ大ヒット作が続々と誕生しているマクチャンドラマ。出生の秘密から始まり、DNA検査の偽造、犯罪の隠蔽、冤罪…など刺激的な内容で続きを見ずにいられない本作も、その流れに連なる中毒ドラマだ。
■韓国ドラマ「恋人~あの日聞いた花の咲く音~」
【詳細ページ】:https://www.eigeki.com/series/16941
【予告映像】:https://youtu.be/OlUL8ZO2FtQ?si=c9HVSkwk3P_NtdZY
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