ガーフィールとミミを襲った魔女教徒の意外すぎる正体とは?
クルシュに背中を押されたスバルは、都市庁舎の会議室でアナスタシア(CV:植田佳奈)やラインハルト(CV:中村悠一)たちと都市奪還計画の詳細を詰める。今回、色々なことが明らかになり、その一つが叡智の書について。他に魔女教が要求している「魔女の遺骨」、「銀髪の乙女との結婚式」、「人工精霊」についてはある程度わかっているが、「叡智の書」だけは手がかりがなかった。
しかし、オットー(CV:天崎滉平)が自身が持ち込んだことを告白。ロズワール(CV:子安武人)の犯した罪について、本人からの謝罪を受け入れたスバルだが、不信感が拭えないオットーはロズワールの行動指針となっている「叡智の書」を復元させようとしていたのだ。
さらに多くの人を驚かせたのが、ガーフィール(CV:岡本信彦)とミミ(CV:藤井ゆきよ)を襲った魔女教徒の正体だろう。ヴィルヘルム(CV:堀内賢雄)はスバルに、おそらく彼らは死体を操る禁術によって蘇った屍兵であることを告げる。そして、一人はヴォラキア帝国最強の剣士と言われた『八つ腕』のクルガンという男、もう一人は15年前に白鯨に敗れて死んだ、先代の『剣聖』でヴィルヘルムの妻であるテレシア(CV:高橋ミナミ)だというのだ。
ヴィルヘルムはその事実をラインハルトに隠し、屍兵たちと闘うことを決意する。禁術に操られているだけとはいえ、愛する妻と闘わなければならないヴィルヘルムに、視聴者からは「ヴィルヘルムさん…辛すぎる…」「屍兵の正体が妻のテレシアとかさすがに残酷すぎだろ」と同情の声が集まった。
また、ミミを守り切れなかった自分を責めるガーフィールもヴィルヘルムとともに屍兵、ならびに亜獣を従わせる『色欲』カペラの攻略に挑むことに。ここは単に敵を倒すだけではなく、自身の後悔とも向き合う因縁の闘いとなりそうだ。
ラインハルトが授かった『審判の加護』によって、『伝心の加護』を所有していることが明らかになったリリアナ(CV:山根綺)は『憤怒』の権能に対するカウンターとしてプリシラ(CV:田村ゆかり)と二人でシリウス(CV:安済知佳)に立ち向かうことになった。
そしてスバルは因縁の相手である『暴食』の攻略をユリウス(CV:江口拓也)、リカード(CV:乃村健次)に託し、ラインハルトとともにエミリアを攫った『強欲』レグルス(CV:石田彰)と闘う。これで対戦カードは決まった。このエピソードの放送後には、来年2月5日(水)から始まる「反撃編」のビジュアルが解禁に。そこには、それぞれの相手と対峙する彼らの勇ましい姿が描かれており、ますます期待が高まる。
エミリアが「いつか好きになる人」
一方、三番街の制御塔近くにある聖堂ではレグルスと、長らく空席だった79番目の妻に迎え入れようとするエミリアの結婚式の準備が整っていた。エミリアのウェディングドレス姿はため息が出るほどに美しいが、「普通にしてたら可愛いし、綺麗なのに、笑うとブスになる子っているじゃない? 僕、あれが許せないんだよね」と結婚後の表情変化を禁ずるレグルスの最低発言には違う意味でため息が出る。
自分の権利ばかり主張し、妻たちの権利はとことん奪って支配下に置く。そんなレグルスにエミリアは屈しない。男の人を女の人として好きになるということがまだ分からない自分に結婚の資格はないとした上で、「きっといつか誰かのことを好きになる。誰かのことをきっと女の人として愛する。そして、そうなった時、誰のことを好きになるかはもう決めてるの」と真っ直ぐに伝える。
それは間違いなく、愛を持ってエミリアの名前を呼んでくれるスバルのことだ。TVアニメ2nd season「聖域編」において、スバルからのキスを受け入れたエミリア。だが、それで二人はいわゆる恋人同士になったわけではなく、依然としてエミリアがスバルに信頼以上の感情を持っているかどうかは分からなかった。それが今回、サブタイトルにもなっている“いつか好きになる人”として、エミリアがスバルを定義したことに視聴者からも「本当に待ちに待った瞬間だった」「エミリアがいつか好きになるならそのときはスバルを好きになるって決めてるの…マジ…よすぎ…」「幸せな結婚式挙げるのずっと待ってるから早く招待状下さい」と歓喜の声が。
さらには、そこにスバルがラインハルトと聖堂の扉を蹴破って登場すると視聴者のテンションは最高潮に。結婚式に乱入したスバルの「その花嫁、攫わせてもらうぜ!」というラストの台詞に、エミリアだけではなく、視聴者も「いや流石にスバルかっこよすぎやろ」「スバルくんイケメン過ぎないか」「こんなん、もう、惚れちゃう」とメロメロの様子だった。
そして、反撃編は2025年2月5日(水)から放送開始。スバルとラインハルトがレグルスと激突する場面から始まるのだろう続きが非常に楽しみだ。
※天崎滉平の“崎”は、正しくは「タツサキ」。
※高橋ミナミの高は、正しくは「はしごだか」。
■文/苫とり子
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