12月7日(土)夜9時よりスタートする新番組「国境デスロード」(ABEMA)の初回収録が都内で行われ、ダブルMCを務める東野幸治とあのが囲み取材に応じた。MCとして初タッグを組む意気込みや番組の見どころなどを語った。
国境を命懸けで越える人々の生活に密着
「国境デスロード」は世界各国にある国境を命懸けで越える人々の生活に密着するドキュメントバラエティー。「不夜城はなぜ回る」(TBS系)を担当した大前プジョルジョ健太氏が企画・総合演出として参画し、国と国の境界線である“国境”に、大前氏自身が赴き、国境を命懸けで越えようとする人々の生活に体当たりで密着する。そして、なぜ人々は危険を冒しながらも国境を越えなければいけないのか、その真実に迫っていく。
MC初タッグということでお互いの印象を聞かれると、東野は「なんとなく面白いよと聞いていたので、共演させてもらって実際に面白かったし、素直な部分もあるし、キャッチする能力に長けた方だなというのを感じました」と話し、「人とのコミュニケーションが苦手ってうそっぽくしている人もいるけど、あのちゃんは本当にそうなんだろうなって。安心安全のあのクオリティーでありがたかったです」と好印象の様子。
一方、あのは「印象は“歯”しかなくて…」と答え、東野を驚かせると「海外の子どもが描くような歯だなと思っていて、テレビの中にいたけどついに本物の“歯”に会えたみたいな気分で最初はいました。でも、ラジオに来てもらったときにしっかり話していて、僕が好きなカルチャーとかも詳しくて、距離が縮まりました」と印象が変わったことを口にした。
あの、東野は「気合が入ってる時は一人でずっとしゃべってる」
初回収録を終え、あらためて東野のMCとしての魅力について聞かれたあのは「東野さんは気合入っている時と入っていない時の違いが分かりやすいです。気合が入ってる時は一人でずっとしゃべってる」と打ち明け、「周り見えてないやん」と東野を笑わせると、「僕が言葉下手なので、こういうことが言いたいっていうのをしっかり言葉にしてくれるので助かっています」とフォロー。今回の収録では「今日は気合入ってましたよね、しっかりおしゃべりでした」とツッコむと、「ちょっとうるさいとか思ってたの？」と聞かれ、「ちょっと思ってました」と本音を明かす一幕も。
そんな飾らないあのの姿に、東野は「うそがないのがいい。このまま続けていってほしいなと思うんですけど、今後どうなるのか気になっちゃうのがあのちゃんの魅力」と語り、次回の反省点は「しゃべり過ぎない」と宣言し、笑いを誘った。
危険な瞬間なども取り上げている番組にちなみ、海外旅行やロケなどでの体験談を聞かれた東野は「汚い所も行ってるし、現地の人が生活しているのを見るジャングルクルーズとかもしたので、経験としてはいろんなものをさせてもらっているかなとは思います」と回顧し、あのは「カンボジアに行った時に魚や動物が目の前でさばかれているのを見て、これがいつも食べているご飯なのかなと思うと偏食とか言ってられない」と、その後のお店で食事が食べられなかったというエピソードを語った。
また、2024年も残りわずかということで、1年を振り返り「めちゃくちゃ悪いこともなく、僕の周りはいろいろなことがあったので身動きが取れずじっとしている一年でした」と東野。あのは「今年は一番良かったなっていうくらいいろんなことに挑戦しました。ライブツアーもやりながらドラマや映画にも出演して…」と充実ぶりをアピール。それを受け、ドラマ出演に驚いた東野から台本の覚え方について聞かれると「1人で声に出さないで見て覚える感じでした。現場では一切台本を持ってなくて」と話し、「かんだりはありましたけど、せりふ間違いはなくできました」と自慢げに答え、トークに花を咲かせた。
◆取材・文・撮影=永田正雄
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