コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『マンガで分かる心療内科』(少年画報社刊)の1エピソードである『あなたの人生は、もう残り10%程度かもしれない、という話』を紹介する。既刊30巻となる人気シリーズ『マンガで分かる心療内科』の原作者として知られるゆうきゆうさんが、11月30日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、ゆうきゆうさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
体感時間にとある法則について語る先生
心療内科の先生が、「実際『年とともに時間の経過が早くなる』というのは誰もが持つ感覚のようで、ジャネの法則と名前がついています」と語る。フランスの哲学者、ポール・ジャネが発見した法則であり、「時間の感じ方は年齢に反比例する」というものだ。
子どものころは1日が長く、老人になると短く感じられるものだという例を示す先生。そしてジャネが提唱する年齢ごとの体感時間変化を、グラフにしてみせる。これを“一生のうち各年代で過ごす体感時間”の割合に直すと、とんでもないことに…。
この漫画を読んだ人たちからは、「新しいことに手を出せば体感時間長くなるかも」「信長の人生50年は真理」「時間は大事に使おうね」「長いようで短い人生」など、多くのコメントが寄せられている。
不安や気持ちを和らげるための、寄り添う漫画
――『あなたの人生は、もう残り10%程度かもしれない、という話』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
こちらは「マンガで分かる心療内科」というマンガから抜粋しております。マンガで分かる心療内科は、人の心において、よりトクをするには、気持ちを安らげるにはどうしたらいいか、という内容を書いています。よろしければ、ぜひぜひそちらのマンガもご覧いただければ幸いです!
――本作の「ジャネの法則」についての解説がとても分かりやすく印象的でした。解説部分を描くうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
SNSにおいては長いマンガを読まれることは少ないと思いますので、1コマや1Pでも伝わるように、なるべく凝縮して描いています!
――実際に「ジャネの法則」を体感した出来事などがあれば、お教えください。
自分自身の最近の人生において、短くなってきたなぁ、と感じている部分が着想のキッカケでしょうか。
――充実した生活を送るためにゆうきさんが意識していることなどがあれば、理由と共にお教えください。
「マインドフルネス」というものがあります。自分自身の感情や行動などを明確に認識するためのテクニックです。なるべくこれを意識して、「知らない間に時間が過ぎ去っていく」ということがないように生活を心がけています。
――今後の展望や目標をお教えください。
マンガで分かる心療内科を、日本中の人、さらには世界中の人に読んでほしいなぁ、と思っています!またゆうメンタルクリニックという心療内科も運営しておりますが、毎日の生活でつらいと感じた人が、すぐに受診して気持ちがラクになるようなお手伝いができたら大変幸いです!
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
これからも充実したマンガを届けられたらと思っております!よろしければXアカウントもフォローいただければ幸いです!