「スター・ウォーズ」シリーズにて、初めて子どもたちが主人公を担う「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」の第3話が、12月11日に配信された。第2話で降り立った海賊だらけの惑星でジュード・ロウ演じる“謎の男”ジョッド・ナ・ナウッドに助けられた子どもたちは、第3話ではその惑星からどうにか逃げ切ることに成功した。そんな中、敵か味方か分からない、やや胡散臭い雰囲気をまとうジョッドに視聴者の視線が集まった。(以下、ネタバレを含みます)
子どもたちの故郷であるアト・アティンは伝説の惑星?
今作は「スター・ウォーズ(以下、SW)」の世界観はそのままに、勇敢な少年少女たちの友情と成長を描くスペース・アドベンチャー。舞台はSWのドラマシリーズの中でも人気を博す「マンダロリアン」や「アソーカ」と同じ新共和国時代。父親と2人暮らしのウィム(ラビ・カボット=コニャーズ)、対照的ににぎやかな6人家族のニール(ロバート・ティモシー・スミス)、母親が管理局次官のファーン(ライアン・キーラ・アームストロング)、メカに強いKB(キリアナ・クラッター)の4人は、多くのドロイドが街を運営し、毎朝定時にお迎えトラムが学校まで送ってくれる平和な惑星“アト・アティン”に暮らしていた。そんな中、ウィムたちは森の中に眠っていた宇宙船を起動させてしまい、宇宙で行方不明になってしまう。
宇宙船にいたドロイドのSM-33や、たどり着いた惑星の海賊たちの反応によると、4人が住んでいた惑星“アト・アティン”はとうの昔になくなった星、もしくは海賊たちのよもやま話に出て来るお宝ザックザックのおとぎの星だと思われていた。
ドロイドの情報データにもないということは、帰郷は絶望的と言えるが、そこに現れたのがフォースを使えるらしい謎の男・ジョッドだ。海賊に捕らえられていたその男はどう見ても怪しいが、ジェダイ好きのウィムは男を完全に信用している。一方、ファーンとKBはまだ怪しんでいるが、海賊に壊されたSM-33も回収して来てくれたし、そこまで悪いやつではないのかもしれない…と思ったのもつかの間、すぐに彼の正体が明らかになる。
ロウ演じる謎の男は海賊の元船長だった
男は子どもたちにジョッド・ナ・ナウッドと自己紹介したが、SM-33を回収した際、第1話で現海賊のリーダーであるブルータスに捕らえられたシルヴォ船長だったことが明らかになった。彼はアト・アティンに宝があることを信じているのか、隠された惑星に興味があるらしく、子どもたちに協力していく。男は子どもたちを物知り博士らしいミミズクのようなキムが暮らす月の天文台に連れていく。そこには銀河中の星図があるが、キムもアト・アティンの場所は知らなかった。キムいわく「あなたたちの星は銀河から意図的に隠されている」らしいのだ。それが本当ならこれまで生じた違和感にも説得力が生じてくる。
物語の舞台は新共和国時代だが、第1話にて学校の教師や大人らは「共和国」としか言わなかった。また、第3話の冒頭では4人の親たちが監察官に子どもたちを捜索してほしいと訴えるが、バリアの外に出てしまったので連絡は取れないと語っていた。つまり、アト・アティンは本当に宝が隠された惑星のため、旧共和国時代、あるいはもっと前から意図的にその存在を隠しているというわけだ。その証拠にファーンの家の壁画と同じものが、キムの所にあった古地図にも描かれていた。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/series/star-wars-skeleton-crew/
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