「ドラマDEEP」枠で1月7日から放送される「いきなり婚」(毎週火深夜0:24‐0:54、日本テレビ系)に出演する齊藤京子と城田優。酔った勢いで結婚してしまった男女を描いたオトナのラブストーリーで、齊藤はイケメン上司との突然の結婚にとまどう主人公・小柴真央を、城田はそんな彼女を一途に愛するハイスペックイケメン上司の安藤創を演じる。今回が初共演となる二人に、ドラマの見どころはもちろん、それぞれの恋愛観、理想のプロポーズまで聞いた。
「真央の生きざまに魅力を感じます」(齊藤)
――人気漫画の実写ドラマ化となりますが、出演オファーを受けたときはどのように感じましたか?
齊藤:オファーをいただいた後に原作を読ませていただきました。物語が本当に面白くてすぐに大好きになりましたし、現場に入るのが楽しみになりました。
城田:僕はオファーをいただく作品の8割から9割が悪役なので、キラキラのラブコメディーで驚きました。いわゆるイケメン上司みたいな役柄はこれまで演じたことがなく、間違いじゃないかなと思いました。
――齊藤さん演じる小柴真央は、実直でマジメな性の地味系OLです。彼女にどんな印象を持ちましたか?
齊藤:真央のお仕事に対する向き合い方がカッコいいなと思いました。一つ一つを丁寧にこなし、困っている人がいれば助けるという真央の生きざまに魅力を感じています。
――ご自身との共通点はありますか?
齊藤:困っている人がいれば、話しかけに行くのは似ているなと思います。私も相手がいつもと違うなというのを感じ取るのは得意なほうなので、そこは共通していますね。
――城田さんが演じる安藤創は、エリートなのに加えて周りを気遣うことができる理想の上司です。いわばハイスペックイケメンですね。
城田:創は仕事ができて、キャリアもあって、しかも容姿端麗。本当に絵に描いたようなすてきな男性なので、原作を読ませていただいたときに、あのキラキラ感を実際に演じるのは難しいだろうなと思いました。でも、会社にいるときとは違って、真央に一途だったり、彼女にしか見せない顔があったりするので、そういった創の二面性をうまく表現していけたらいいなと思っています。
――城田さんと創の共通点はありますか?
城田:創は誰にでも分け隔てなく接することができるタイプの人間ですが、僕のほうがより分け隔てなく接することができるかなと(笑)。なんて冗談はさておき、僕はあまりこういう役をやってこなかったのと、カッコつけることとは無縁で生きてきたので、そこは相反するところではありますが、今回は精いっぱいカッコつけていきたいと思います。
「キュン研究をしています」(城田)
――ラブストーリーを演じるうえで意識しているところはありますか?
齊藤:私も原作を読んですごくキュンとしましたが、ドラマを観てくださる視聴者のみなさんにもキュンキュンしていただきたいので、真央として受け身のお芝居を頑張りたいと思っています。
城田:今、うちの真央が言った通りで、やはり視聴者のみなさまがどれだけキュンとするかが一番大事なところだと思っています。あと、今、齊藤さんは「頑張りたい」とおっしゃいましたが、彼女に“頑張らせず”キュンとしてもらえるように彼女を精いっぱい愛していこうと思います。
――脚本を読んで、キュンとしたところを教えてください。
齊藤:安藤部長は本当に真央のことしか見えていなくて。もちろん、誰に対しても優しいのですが、真央以外の女性とは仕事仲間として接している感じがあって、そこにキュンとしました。というのも、取材などで「好きなタイプ」を聞かれることがあるんですけど、私は必ず「一途な人」と答えていて。安藤部長はまさにそういう人だと思いました。
城田:僕の場合はちょっと違うスイッチで見ていて、どれだけ多くのバリエーションを持ってキュンを表現できるかを考えています。例えば、「ハグをする」「キスをする」というのが何度もト書きに出てくるんですけど、毎回同じような感じだとキュンとしないですよね。だから、今はテクニカルな部分での“キュン研究”をしています。
――“キュン研究”とは、具体的にはなにを?
城田:シンプルに想像ですね。キスといってもいろいろなキスがあるわけで、ワンパターンだと飽きられてしまいますからね。しかも、それを仕掛けていくのは僕なので、いろいろなバージョンを用意しておかないといけないなと思って、今は自分の想像力をフル稼働させています(笑)。