「ライオン・キング」のシリーズ最新作「ライオン・キング:ムファサ」が12月20日(金)に公開される。このたび、音楽家のリン=マニュエル・ミランダとバリー・ジェンキンス監督が、本作に登場する新曲の誕生秘話を明かす特別映像が公開された。
映画「ライオン・キング:ムファサ」
映画「ライオン・キング:ムファサ」は、「ライオン・キング」の主人公・シンバの父・ムファサと、かつては“タカ”と呼ばれた“ヴィラン”の弟・スカーという、“宿敵”として知られる彼らの知られざる真実を描いた“はじまりの物語”。
ある悲劇によって孤児となり、ひとりぼっちでさまよっていた幼き日のムファサに救いの手を差し伸べたのは、同じ年頃のライオン・タカ(後のスカー)だった。
血のつながりを超えた“兄弟の絆”に隠された秘密が、心を揺さぶる楽曲に乗せて超実写版で描かれている。なお、超実写版「ライオン・キング」(2019年)はディズニープラスで配信中。
音楽家のリン=マニュエル・ミランダ「ディズニーらしさに苦戦した」
「ムーンライト」(2016年)を手掛けたジェンキンス監督は、これまでアカデミー賞(R)作品賞、脚色賞などに輝いている。本作でジェンキンス監督は、ブロードウェイ・ミュージカル「ハミルトン」で数々の賞を受賞し、「モアナと伝説の海」(2017年)や「リトル・マーメイド」(2023年)に関わるリンと初タッグを組んだ。
リンは特別映像で「“ライオン・キング”は一種の音楽ジャンルだ」と、「ライオン・キング」の音楽へのリスペクトを示し、そのレガシーを継ぐ新曲の誕生について振り返る。ムファサとタカ(後のスカー)の物語をドラマチックに盛り立てるため、新たに7つ楽曲を書きおろしたリン。
まず言及したのは、ムファサとタカが歌う劇中歌「ブラザー/君みたいな兄弟」。ある日突然起こった洪水により、両親とはぐれ、孤児となってしまったムファサ。彼の命を救い群れに引き入れてくれたのは、後にスカーとしてムファサの命を奪うこととなるライオンの王子タカだった。
幼いころから兄弟が欲しかったタカは、その後訪れる切ない運命などつゆ知らず、ムファサとまるで本物の兄弟かのように仲良くなっていく。そんなふたりの出会いと喜びが表現された同楽曲は、ふたりの知られざる“兄弟の絆”や、彼らの家族らにまとわるエモーショナルなドラマが満載だったという本作の脚本から生まれた。
そんな彼が、本作で最も制作が難しかったと話すのが、ムファサの両親が歌う劇中歌「遙かなミレーレ」。あらゆる生き物たちが豊かに暮らし、巨大な生命の環を築き上げている動物たちのオアシス、“ミレーレ”に馳せる思いが表現されている。
ジェンキンス監督が最も気に入っていると話す同楽曲について、リンは「気高い楽曲は難しいんだ。ディズニーらしさに苦戦した」と制作の裏話を語っている。またリンは映像内で「『ライオン・キング』のレジェンドたちはあまりに偉大だ。エルトン・ジョン、レボ・M、それにビヨンセにぜひ仲間入りしたい」とも明かしている。
https://www.disneyplus.com/ja-jp/movies/the-lion-king
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