本作を通して心に残ったもの、「『好きなものを忘れない』ということがすごく大事」
――今作では湊が音楽に救われる展開がありますが、お2人にとって「〇〇に救われる」というものがあれば教えてください。
上白石:私は焼肉が大好きなんです。特に牛タン塩がすごく好きで、やっぱり食べることによってリセットされるということはあるなと思います。自分が頼みたいものだけを頼んで、七輪でお肉を食べる時間が好きです。
赤楚:僕は本ですかね。上手くいかなかったりする時、モヤモヤとした思いは本の中に言語化されているんじゃないかなと思って、本に答えが書いてあるんじゃないか、とよく探します。ちょっと前に読んだのは「謝罪論」(柏書房刊)という本。謝罪するとはどういうことなのかを掘り下げていく本で、面白かったです。
――最後に、本作を通してお2人の心に残ったものについて聞かせてください。
赤楚:僕は「好きなものを忘れない」ということがすごく大事だと思いました。役者というお仕事は自分にとって“好きなもの”なので、改めて頑張っていきたいなと思いました。
上白石:私は、人が人を思うことは本当に美しいな、とこの作品で感じました。男女の愛でも親子の愛でも、人が人のことを思っている時に心の中で生まれるものって、本当に良いものだなと思ったので、たとえばそれが報われなかったとしても、気持ちを持つだけで素晴らしいと感じられたので、これからも自分でもそういう気持ちを大切にしていきたいなと思いました。
◆取材・文=山田健史
◆公開:2025年1月10日(金) 全国ロードショー
◆配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント松竹
公式HP:https://movies.shochiku.co.jp/366movie/
公式Twitter、Instagram、TikTok:
@366movie
<作品概要>
■主演:赤楚衛二
■出演:上白石萌歌、中島裕翔、玉城ティナ、
稲垣来泉、齋藤潤、溝端淳平(友情出演)、石田ひかり(友情出演)、
国仲涼子、杉本哲太
■inspired by HY 「366日」
■監督:新城毅彦
■脚本:福田果歩
■音楽:日向萌
■配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント松⽵
■原作:「366日」物語委員会
■製作:映画「366日」製作委員会