
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、漫画家の中西芙海さんが手がけた『新米怨霊若葉さん』だ。
同作は、「週刊少年チャンピオン 2022年No.13」(秋田書店)に読み切りとして掲載された作品。『大学生が暮らす部屋には幽霊がいた…』の題名でX(旧Twitter)にポストされると、瞬く間に注目を集めて1.4万もの「いいね」を獲得している。そこで作者の中西さんに、同作を手がけたきっかけについて話を伺った。
まったく怖くない新米怨霊は失敗ばかり?

大学生で18歳の「菅沼洋」は、一人暮らしのために住む物件を探していたところ、相場より格段に安い部屋を見つけるも、不動産屋のスタッフから「出ます」と告げられる。そして、実際に出てきたのはパッとしない新米怨霊の「若葉」で、洋を怖がらせようとあの手この手で仕かけるも、洋はまったく動じなかった。
そもそも若葉は、社畜生活のすえに無念の死を遂げて怨霊になり、その結果、「全ての人類が私と同じ不幸に陥るよう 立派な怨霊になってやる」と意気込んでいる。それから洋と出会い、若葉は数々のいたずらに及ぶが、いずれも裏目に出て自身の首をしめることになるのだった…。
洋と若葉によるドタバタコメディに対し、読者からは「ルンバに負ける怨霊が愛おしい」「怖さゼロでむしろ可愛い」などの反響が寄せられている。
注目ポイントは「ルンバに吸われる直前の悲しげな表情」

――そもそもの質問で恐縮ですが、『新米怨霊若葉さん』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
アイデア出しの練習でランダムに単語を並べていたのですが、若葉マーク、怨霊と並んだところで新米の怨霊というアイデアがでてきたのがきっかけです。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
ルンバに吸われる直前の悲しげな表情をがんばりました。コメディなんですが、本人は極めてシリアスな状況であることを意識しました。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
最初の「出てってよう~!」のところは情けなくて好きですね
――今後の展望や目標をお教えください。
人に楽しんでもらえる作品と、自分のこだわりをつめた作品の両方をお出しできればと思っています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
2025年は読み切りも出せたらと思っていますので、どうぞよろしくお願いします!
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
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