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「ドラマスペシャル 樅ノ木は残った」で田村正和が悲劇の武士を熱演!

2010/02/01 20:54

田村正和主演のスペシャルドラマ「ドラマスペシャル 樅(もみ)ノ木は残った」は2月20日(土)に放送
田村正和主演のスペシャルドラマ「ドラマスペシャル 樅(もみ)ノ木は残った」は2月20日(土)に放送

テレビ朝日系は、田村正和主演のスペシャルドラマ「ドラマスペシャル 樅(もみ)ノ木は残った」を、2月20日(土)に放送することを発表した。

同作は、山本周五郎の同名小説が原作。江戸時代初期、仙台伊達藩で起こった“伊達騒動”を基に、従来の通説では藩を裏切ったとされている悪人・原田甲斐(かい・田村)が、実は忠臣だったという新たな解釈で描いた、孤独な忠義の物語となっている。藩主・伊達綱宗(つなむね・中村橋之助)は、放蕩(ほうとう)を理由に隠居を強いられていた。綱宗の側近は一家皆殺しにされ、逃げ延びた側近の娘・宇乃(井上真央)は、伊達藩重臣・甲斐に救われる。やがて、次の藩主には2歳の亀千代が就任するが、後見役・伊達兵部(ひょうぶ・笹野高史)が実権を掌握し、後に亀千代毒殺未遂事件が起こる。

田村は「重厚感あふれるドラマです。また、出演者が実力者ばかりで、毎日が緊張の連続でした。わたし自身、時代劇の撮影は1年半ぶりですが、京都の撮影所のスタッフには顔見知りが多いし、とても楽しく撮影に臨んでいました」と撮影の様子を振り返った。また、「今回の見どころのひとつである殺陣は、派手な立ち回りというよりは、悲劇の殺陣。いわば滅び行く者の序奏の殺陣、非常に悲しい殺陣なんです。その点、演じるのは楽しみでもあったし、同時に怖くもありました。ドラマのクライマックスとして大変重要なシーンであることは間違いありません。演じた原田甲斐は、藩の存亡の危機を救うため、逆臣の汚名を着たまま死んでいく。ここにこそ、甲斐の大きな魅力があると思います」と作品への深い思いを語った。

いちずに甲斐を思う宇乃を演じる井上は「両親を殺され、自分も殺されかけたところを原田甲斐に救われ育てられるのですが、それ以来ずっと甲斐に恋心を抱き、慕い続けているけなげな娘です。心に傷を負った宇乃が甲斐と穏やかな生活を送る中で、彼女が本来持っている温和な性格が徐々に出てくるので、そこをうまく表現したかったです」とコメント。続けて、初共演となった田村については、「物腰が柔らかく、周囲に気配りしながらも常に緊張感と集中力を切らさない。凛とした、たたずまいのとてもすてきな方でした」と印象を語り、「甲斐や宇乃をはじめ、登場人物個々の人物描写が骨太なところも大きな見どころのひとつ。ぜひご覧ください」 と力強くアピールした。

ほか、山本耕史、床嶋佳子、竜雷太、小林稔侍、伊東四朗、草笛光子、橋爪功など、豪華な競演陣が顔をそろえている。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

「ドラマスペシャル 樅(もみ)ノ木は残った」
2月20日(土)夜9:00-11:11 テレビ朝日系で放送

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