
関東地区での再放送、そしてFOD, TVerでの無料配信企画「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」にピックアップされたことで今また注目を集める香取慎吾主演のドラマ「西遊記」(2006年)。放送当時、視聴率が全話で20%超えするほど人気を呼んだ同作で唯一のロマンス要素を担っていたのが、水川あさみ演じる同作オリジナルキャラクター・凛凛(りんりん)だ。
コメディからシリアスへ自在に行き来するキャラクター
誰もが知る中国・明の時代の冒険譚を坂元裕二の脚本でドラマ化した「西遊記」。深津絵里演じる三蔵法師が、1日目に内村光良演じる沙悟浄、2日目に伊藤淳史演じる猪八戒、そして3日目に香取演じる孫悟空と出会い、彼らとともに天竺を目指していく痛快アクションファンタジーだ。
凛凛はその同作に第1話から登場し、一行が行く先々で顔を合わせる少女。イタズラ好きなお転婆な元気娘で、ちょくちょく物を盗むので悟空には“泥棒女”と呼ばれている。凛凛自身には三蔵たちとともに旅している思いがあるようで、劇中には凛凛が自分を「三蔵法師一行の紅一点」と語るセリフも登場する(三蔵法師は女性という設定ではない)。
実は悟空に淡い想いを抱いている様子をときおり覗かせる。コミカル要素が強い同作にあって、凛凛はコミカルからシリアスへと自在に行き来できるキャラクター。第1話では、強情を張ったばかりに三蔵法師に破門を言い渡されて落ち込む悟空を励ますシーンが印象的だ。

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