
全国のJ:COMエリアで視聴可能な無料チャンネル「Jテレ」。映画、ドラマ、旅紀行グルメ、音楽など、大人のための上質なエンタテインメントをお届けしている。国内外の話題作に加え、『柏原芳恵の喫茶☆歌謡界』や『笑福亭鶴光のオールナイトニッポンTV』など独自性溢れる“オリジナル番組”も展開する同局。この度WEBザテレビジョンでは、まだ広く知られていない「Jテレ」の魅力や取り組みについて取材を実施。番組制作・編成に関わる齋藤萌々子さん、大森未侑さんにたっぷりお話を伺った。
1400万世帯以上で“無料視聴”可能! エンタメ特化チャンネル「Jテレ」

――まず、「Jテレ」について簡単に教えてください。
齋藤:全国5大都市を中心に、1400万世帯以上で無料視聴が可能なケーブルテレビ・J:COM(ジェイコム)のコミュニティチャンネルの1つが「Jテレ」です。J:COMは、「J:COMチャンネル」と「Jテレ」の2つのチャンネルを運営していて、中でも“エンタメ”を中心に放送しているのが「Jテレ」となります。
大森:地域に合わせた内容の番組を放送する「J:COMチャンネル」とは異なり、「Jテレ」では全国どこでも同じ番組を放送しています。映画やドラマ、旅行、グルメなど様々なジャンルの番組を楽しむことができます。
――“1400万世帯以上で無料視聴が可能”…とは驚きです。どんな地域で視聴できるのでしょうか?
齋藤:ケーブルテレビは地域ごとに1社のみが許可を与えられていた歴史があり、現在も地域によってJ:COMが提供している場合もあれば、他の会社が提供している場合もありまして。J:COMが提供している地域であれば視聴が可能、ということになります。
大森:視聴可能なエリアに特別な偏りはないんですよね。元々は電波障害を解消するために始まったケーブルテレビですが、サービスの幅が広がるにつれて、都心など電波障害のない地域にも普及していったんです。そんな経緯もあって、他のケーブルテレビ局では地域密着型のチャンネルをメインにしているところが多く、J:COMでも「J:COMチャンネル」は地域情報を中心に放送していますが、「Jテレ」はエンタメに振り切っているのが特徴です。
齋藤:そこが他局と一番違うところかもしれないですね!
ジャンルに限らない、幅広い視聴者を意識した編成
――「Jテレ」はエンタメ軸のチャンネルということですが、番組の編成ではどのようなことを意識しているのでしょうか?
齋藤:「Jテレ」では特定のジャンルに限らず、幅広い視聴者に向けた編成を行っています。例えば、アジアドラマも取り扱っていますが、「専門チャンネル」のように尖った作品や革新的な作品というよりは、誰でも楽しめるわかりやすいラブストーリーを中心に編成するように心がけています。そこは、特定のジャンルに特化した「専門チャンネル」とは異なる部分かなと思いますね。
大森:大人世代の視聴者を意識した番組編成を行っているので、映画もド派手なアクションやセリフの多い作品より、ゆったりと楽しめるヒューマンドラマなどを中心に選んでいます。特に20時から24時の時間帯に力を入れていて、バラエティーに富んだジャンルを扱いながらも視聴者が楽しめる作品を厳選しています。
齋藤:あとは、世の中の動きに合わせた編成も行っています。例えば、パラリンピックのような大きなイベントに合わせて番組を制作し、視聴者が時代の流れを感じられるように工夫をしています。こうした柔軟な編成で、より多くの人々に関心を持ってもらえたらいいなと日々試行錯誤していますね。

■『笑福亭鶴光のオールナイトニッポンTV』
■『泉秀樹の歴史を歩く』
■『パラスポチアーズ!』
▼無料チャンネル「Jテレ」特集はこちら▼
HP:https://www2.myjcom.jp/special/jtele/
YouTube:https://www.youtube.com/@jcom_channel































