
春は、出会いと別れの季節。旅立つ自分の背中を押してくれるようなメッセージ性のある言葉がいつもより深く刺さるのも、この季節ならではだ。3月24日(月)までFOD・TVerにて順次無料配信中の2011年の“月9”「大切なことはすべて君が教えてくれた」(フジテレビ系)にも、そんな珠玉の言葉が散りばめられている。3月23日まで無料配信中の第9話「最後の授業」から、心に残る名ゼリフを紹介する。(以下、ネタバレがあります)
脚本は「透明なゆりかご」「きのう何食べた?」の安達奈緒子
「大切なことはすべて君が教えてくれた」は、2011年1月期にフジテレビ系“月9”枠で放送されたドラマ。脚本を、「透明なゆりかご」(2018年、NHK総合)や「きのう何食べた?」(2019年ほか、テレビ東京系)で高い評価を受け、2027年の大河ドラマ「逆賊の幕臣」(NHK総合)を執筆する安達奈緒子が担当している。
高校の英語教師・上村夏実(戸田恵梨香)は、高校・大学の同級生で今は同僚の教師・修二(三浦春馬)との結婚を控え、充実した日々を送っていた。しかし新学期が始まる前日、修二が担任するクラスの生徒・ひかり(武井咲)と関係を持ったという話が持ち上がる。
教頭・鶴岡の気遣いの言葉「時間が経ってみないと…」
誤解は解かれたものの2人の結婚は白紙になり、学校を騒がせた修二は退職することに。「僕は体裁よく辞めてはいけない。クビにしてください」という修二自身の強い希望により、修二は解雇されることに。第9話では、2学期限りで学校を去る修二に教頭の鶴岡(風間杜夫)が掛けた言葉が心に残る。
「その人にとって本当に失敗だったかなんて、時間が経ってみないとわからないんですよ」
傷を負って戦いの場から去る決断をしたとしても、それは決して後ろ向きなことではない。未来は変えることができるのだから…。そう思わせてくれる包容力ある一言だ。

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