
“優しい男”ソクチョルは背中で語る
さらに第4話では、そんなソクチョルの献身的な愛情が見て取れるエピソードがもう一つ。ソクチョルが高校を退学になり、道を踏み外すきっかけになった暴行事件が、ミヨンをいじめた他校生への報復だったことが分かる。
暴行事件はミヨンが転校した後の出来事だったため、ミヨンはそのことを知らずに生きてきた。偶然そのことを知ったミヨンは「私のせいで…」と自責の念に駆られ、たまらずソクチョルに電話をかけた。
「私が去った後の出来事、なぜ黙ってたの?」と尋ねるミヨンに、「過ぎたことだろ」とだけ答えて電話を切ったソクチョル。その背中に、ミヨンの笑顔を守るためなら何でもする、という静かな決意がにじむ。優しさがあだになる世界で生きるしかない“優しい男”ソクチョルの哀愁と悲哀を、ドンウクが背中で見せるロマンあふれるワンシーンだ。

40代ドンウクのロマンス演技に「史上最高」の声も
タイトル通り、哀しいほどの優しさを持つ主人公・ソクチョルを大人の哀愁たっぷりに演じるドンウクに、視聴者からも「イ・ドンウクがひたすらカッコいい」「心がすごくきれいなソクチョル。ドンウクさんが演じるからさらに深みが出る」といった声が続々。
これまでも「トッケビ」をはじめ「風船ガム」(2015年)、「真心が届く~僕とスターのオフィス・ラブ!?~」(2019年)、「九尾狐伝~不滅の愛~」(2020年)といった作品でロマンス演技を披露してきたドンウクだが、40代に入り色気も増した今作での久々のロマンス演技に「イ・ドンウク史上最高」の声も上がっている。
「優しい男の物語」は、ディズニープラスのスターで毎週金曜2話ずつ最新エピソードを独占配信中(全14話)。続く第5、6話は8月1日(金)に配信される。ソクチョルは、ライバル組織のリーダーで個人的にも付き合いのある男カン・テフン(パク・フン)を始末するよう上層部に命じられてしまう。一方、テフンはバーでミヨンの歌を聴き、彼女に好意を持ち始める。
◆文=ザテレビジョンドラマ部



























