
福士蒼汰、本田翼、野村周平が切ない三角関係を演じた2015年夏ドラマ「恋仲」の初回と最終話(第9話)が8月2日(土)までTVerで無料配信中だ。20代の恋をまっすぐに描いた青春ストーリーとしてもファンの多い同作だが、あかり(本田)が最後に選んだ相手が最終回の終盤、結婚式の新郎&新婦入場シーンまでわからないという演出でも話題を呼んだ。その最終回を振り返る。(以下、ネタバレがあります)
「20年後はもっともっと好きになる」
「恋仲」は、初恋相手と7年ぶりに再会した青年が、恋敵との複雑な友情に悩みながら“本当の恋”を掴んでいく純愛ラブストーリー。建築家志望の三浦葵(福士)、アルバイトをしながら教員免許取得を目指す芹沢あかり(本田)、そして2人の高校時代の友人で医師・蒼井翔太(野村)の三角関係を軸に、物語が展開する。
翔太があかりにプロポーズしたことを知り、葵は悶々としていた思いを振り払い「自分にはあかりしかいない」という結論を出した。第9話では、葵があかりに素直な想いを伝える展開が描かれている。
「あかりが初恋だって言ったじゃん。でも、もうあの時の気持ちとは違うんだ。初恋だった7年前より、あかりのこと好きになってる。10年後はもっと、20年後はもっともっと好きになる」。そんな言葉から始まる葵の告白は、まっすぐで清々しい。
福士蒼汰“葵”&野村周平“翔太”の絆も魅力
あかりに思いを伝えた葵が、その足で翔太にそのことを伝えにいく場面も青春の切なさと情熱に満ちている。葵が「俺、翔太にはかなわねえと思ってた」「けど、俺もあかりじゃないとダメなんだ。もう二度と、あかりを失いたくない」と正々堂々真正面から伝えれば、翔太も「俺もだよ。俺も、葵とおんなじ気持ちだ」と答え、2人は笑顔で握手を交わす。恋愛模様だけでなく、丁寧に描かれている葵と翔太の男同士の絆も、本作ならではの魅力の一つだ。
































