
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回ピックアップするのは、漫画家・大友しゅうまさんの『イケメンすぎるゴリラ~ゴリラの学園生活~』だ。
同作は生徒にいじわるをするキザ山先生と、イケメンすぎるゴリラの生徒・ゴリラ君によるダーツ対決の様子を描いた一作。以前大友さんのX(旧Twitter)に投稿されると、4000以上の「いいね」が寄せられている。そこで作者の大友さんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。
シリアスに見せかけてギャグ満載のダーツ対決

英語の授業中に教師であるキザ山の似顔絵を描き、笑いを堪えていた女子生徒の近藤。すると、キザ山に気づかれてしまい、「今は美術の時間ではありません」と似顔絵を破いてしまう。
そして、なぜか教室の後ろにあるダーツの的に向かって矢を投げるキザ山。「11」のエリアに刺さったため、出席番号が11番の近藤に英語の問題に答えるよう促すも、話を聞いていなかった近藤は「わかりません」と返す。
それでも終わらせようとしないキザ山は「3回 答えられなかった生徒には…退学してもらいます」と言って再び的に矢を投げると、刺さる寸前で突如現れたゴリラ君が矢をキャッチし…。
イケメンすぎるゴリラ君の様子に対し、読者からは「ギャグ、バトルの描写がどれも最高」「電車で読むのは危険」などの声が集まっていた。
東京藝術大学の卒業作品で生まれた『イケメンすぎるゴリラ』

――イケメンすぎるゴリラとキザ山の物語を創作したきっかけや理由があればお教えください。
とにかく「イケメンなゴリラ」を描きたくて仕方なかったんです(笑)。『ジョジョの奇妙な冒険』の承太郎や、初期『遊☆戯☆王』の闇遊戯のようなカッコよくてミステリアスなキャラクターが大好きで、それを自分なりに“ゴリラ”で表現してみたいと思ったのがきっかけです。
この『イケメンすぎるゴリラ』は、実は東京藝術大学の油画専攻在籍時に制作した卒業作品でもあります。
――『イケメンすぎるゴリラ~ゴリラの学園生活~』を描き始めた経緯も教えてください。
大学時代からなぜかずっとゴリラばかり描いていて、その延長線上で「イケメンなゴリラだったらもっと面白いかも」と思って始めました。東山動植物園の人気ゴリラ「シャバーニ君」からも、かなり影響を受けていたと思います。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。
キザ山先生が、ゴリラの特殊なダーツの矢を使うことを許可したかと思いきや、自分はもっとヤバい矢を使うというシーンです。これは完全に『カイジ』のチンチロ編で、カイジが班長・大槻相手に特殊サイコロで勝利する展開のオマージュです。あの場面が本当に大好きで、つい真似してしまいました!
――読者へのメッセージをお願いします。
現在、映画紹介マンガとは別のアカウントで、オリジナルのショートホラー漫画『世にも奇妙な日常』をXとInstagramで個人的に連載中です!不思議でちょっと怖くて、でもクセになる短編ばかりなので、ぜひのぞいてみてください!
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。




























