2018年新春、東山紀之主演で復活を遂げた人気時代劇シリーズの最新作となる「スペシャルドラマ 必殺仕事人」(テレビ朝日系)が放送されることが分かった。
同シリーズは2007年に復活を遂げ、本町奉行所の同心・渡辺小五郎(東山)をはじめとする仕事人たちが暗躍する姿を描く。
おなじみの松岡昌宏、知念侑李、和久井映見、遠藤憲一ら“仕事人”に加え、黒木瞳、間宮祥太朗、奥田瑛二といった豪華ゲスト俳優陣が集結。
本作では、若者への組織的洗脳、恨みを持つ相手に自ら手を下す私刑、無差別に見知らぬ人間を巻き込む自爆攻撃など必殺シリーズの持ち味でもある時事ネタをふんだんに反映し、人の世が抱える闇と、いつの時代も変わらぬ人間の醜さをあぶり出していく。
小五郎の宿敵、壬生の幻楼(みぶのげんろう)を演じるのは、必殺シリーズ初登場となる名優・奥田瑛二。人心を巧みに操り、怪しい配下たちを引き連れ潜入した江戸の町で、災いをもたらしていく愚劣な男を演じる。
同じくシリーズ初登場となる黒木瞳は、久々の悪役に挑戦。恵まれない子供たちに食べ物を与えたり、読み書きを教えたりしている私塾の先生、すずらんを演じるほか、幻楼の手先の一人、雀蓮(じゃくれん)役を若手俳優、間宮祥太朗が熱演。
小五郎の宿敵の出現に加え、本作で大きなエピソードとなるのは、知念演じるリュウの失踪だ。仕事人という裏稼業に葛藤を抱えていたリュウは過去の記憶を完全に喪失。何かに支配されるように、松岡演じる涼次や遠藤演じる陣八郎にも襲い掛かる。
さらに、ことし6月に他界した小五郎の義母・こうを演じてきた野際陽子が出演する最後の必殺シリーズ作品ともなる。
東山は、「野際さんと最初にお会いしたのは僕が10代の頃で、他の作品でも母親役をやってくださったこともあり、普段から本当の息子のように接してくださいました。『良くなったらまた食事に行きましょうね』と話したのが最後になってしまいましたが、撮影中は苦しさを微塵も見せず、プロ根性、女優魂を見せてくださいました。そういう姿勢も僕は引き継いでいかなければと思います」と心境を明かした。
また、今作の見どころについて「知念の淡い恋が見どころかな。小五郎には奥さんがいるので『大人の恋』は描けません。あくまでも僕は、ゲスを斬る方なので(笑)。僕はどんな仕事でも『常にベストを尽くして今が一番いい』ことを目指しています。今回の作品もこの10年の中で一番良い。必殺シリーズ最高傑作です」とアピールした。
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