原作者・堂場瞬一氏のコメント
警察小説といえば、「俺の背中を見ろ」的に、先輩が後輩に厳しく捜査のノウハウを伝える話が多い。ただ、令和の時代にそれはどうだろう? 「コーチ」は、「先輩」ではなく「教える専門」の人間を描いたものだ。きつい言葉は吐かない。しかし、若手を納得させるために言うべきことははっきり言って、方向性を示す。そんな令和流のコーチングを続ける向井光太郎とは何者なのか?――という話を書き上げてから数年がたつ。その数年の間にも、「人に教える」技術は変化してきたはずだ。映像化されるにあたり、令和のコーチ像がどう描かれるか、楽しみでならない。
都筑真悠子プロデューサー(テレビ東京 ドラマ制作部)のコメント
「この人がいなかったら今の自分はいない」そう言える出会いは、人生で何度もあるものではないと思います。向井を見ていると、私にもこんなふうにさりげなく、時には厳しく、でも偉そうじゃなく、導いてくれる存在がいたら…!そう願ってしまいますが、きっとこの物語に出てくる若手刑事たちは向井の救いの手に甘えることなく、自分の力で成長しようとする人たちだからこそ、向井と出会えたのでしょう。そしてまた、向井自身も彼らによって成長させられていく。
刑事ドラマとしてだけではなく、そんな「人と人との出会い」を描き、見てくださった方が次の日を少しでも前向きな気持ちでスタートできるような、そんな作品になったらすてきだなと思います。
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