とろサーモン「芸人の中でいちばん悪口言ってます」【M-1直前インタビュー6】
とろサーモンインタビュー
――敗者復活で勝ち上がってきたら脅威になると感じるコンビはどこですか?
村田:敗者復活組で脅威を感じているのは、やっぱりインディーズ時代からずっと一緒にやってきたスーパーマラドーナですね。彼らのネタ作りというのは半端じゃないですから。
久保田:僕はさらば青春の光です。彼らはクリエイターであって、即興で新ネタを作る能力が半端なくあるので、そんなコンビが上がってきたら脅威以外のなにものでもないですね。
――相方の好きなところと嫌いなところを教えてください!
村田:好きなところは、漫才に対してストイックというか、常に何か新しいものを生み出そうとしている姿ですね。
漫才中に全く違うネタをやってみたり、お客さんに向かってというよりも、僕に向かってやっている瞬間があるんですよ。「俺を笑かそうとしているな?」という瞬間が。そういうところは前向きに漫才に取り組んでいるんだなと思っています。
嫌いなところは、それをやり続けて、最後には飽きてしまって本来の漫才をしないことです(苦笑)。全然知らない漫才をやりだすんですよ。そういった部分は、怖いところでもありますね。
久保田:村田の好きなところは自由にさせてくれるところですね。僕は発想が自由なので。
嫌いなところは、漫才で“右足を前に出す”ことです。右側のお客さんが見えなくなるから、右の足を引きながら漫才をしてほしいと言っているのに、あまりに聞かないので漫才中に「足をここに出すな!」と怒ったこともあります。
――漫才以外でグランプリを目指すとしたら…、個人的に自信があるものは何かありますか?
村田:ナレーターですかね。無類のドキュメンタリー番組好きなんです。いつか、ドキュメンタリー番組のナレーションをやってみたいと思っています。
久保田:人の弱点を一瞬で見分けて、それを怒涛のようにラップで言い続けることですね。日本の芸人の中でいちばん悪口言ってますから(笑)。
――今後の野望について教えてください!
村田:ABCでテレビの番組レギュラーがほしいです!
久保田:僕はずっとテレビに出続けたいので、「噂の東京マガジン」のレギュラーになりたいです!