ゲストの「人生で最高においしかったもの」の話を深掘りしていく、グルメトークバラエティー「人生最高レストラン」(毎週土曜夜11:30-0:00TBS系)。
本番組では、ゲストにとっての「人生最高の一品」から見えてくる人生の思い出や苦労話などのエピソードを引き出し、ゲストの素顔や魅力に迫る。12月2日(土)の放送では、賀来賢人がゲストで登場する。
今回は、徳井義実と共にMCを務める笹川友里アナウンサーにインタビューを実施。2017年1月の放送開始からもうすぐ1年を迎える笹川アナに、番組への思いや自身の「食」にまつわるエピソードなどを語ってもらった。
――番組開始から、もうすぐ1年。振り返ってみていかがですか?
徳井さんとレギュラーで一緒にお仕事するのは、この番組が初めてでした。本当に気さくないい方ですし、京都ご出身ということもあって出汁(だし)にすごく詳しかったり、養鶏場を営まれているおじいさまの影響で鶏や卵にもすごくこだわりがあって、そのお話を聞くのもすごく楽しいです。
また、ゲストの方の食べ物の話も、毎回すごく熱いです。食べ方にこだわりを持たれていたり、おいしいお店にたくさん行かれている方が多いので、私も毎回収録で聞いたお店のメモをとって、検索したりして楽しんでいます。
この番組に関しては、周りの友人や同僚から「この間のオンエアで紹介してたお店、すごくおいしそうだったね!」って言われることがすごく多いんです。制作チームもすごくこだわって映像を撮っているので、反響があるのが本当にうれしいですね。
――この番組に携わるようになってから、食に対してのこだわりやお店を選ぶポイントは今までと変わりましたか?
変わりました。この番組にいらっしゃるゲストの方々は、よく店主さんとの思い出を語ってくださるんです。どういう方がどんな思いを込めて作ってくださったのか分かると、食べる時の気持ちが変わります。なので、最近はお店の方に積極的に話し掛けるようにしています。
仲良くならないと出してもらえないメニューもありますし、「お店の人と仲良くなって常連になるぞ!」という思いで行くと、お店の人との距離感も変わってきました。
――他の料理番組にはないこの番組の魅力とは何ですか?
食べ物が実際に出てきて、それを食べるという番組は多いと思うんですが、この番組は食べ物をおいしそうに語っているゲストの方の顔のアップが多いですよね。
「その場で食べた時の顔」ではなく、「食べた時のことを思い出している顔」って、本当においしそうなんです。「その方の思い出を食べる」っていう番組のコンセプトを聞いた時、最初は「いや食べ物が食べたい!」って思っちゃったんですけどね(笑)。
映像を見て「このお店に行きたい!」と思えますし、次につながる番組だと思います。
――ゲストの方々の話で、印象に残っている話はありますか?
大竹しのぶさんの、さばの缶詰のお話です。
真冬の映画撮影の時に、撮影がどんどん長引いて製作費がなくなっていったことがあったそうなんです。ロケ弁当もおにぎりとたくわんが続いて、おかずもない状況だった時に、ロケ車のドライバーさんが町で買ってきてくれたさばの水煮の缶詰をみんなでちょっとずつ分けながら召し上がったっていうお話を話してくださって…。
そのエピソードを聞いた時、「本当においしかったんだろうなぁ」って、心に染み入りました。ゲストの方々の人生の背景がリンクした食べ物のお話は、やっぱりいいですね。
毎週土曜夜11:30-0:00
TBS系で放送
※賀来賢人ゲスト回は12月2日(土)放送
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