
俳優の日向亘が、9月13日に都内で開催されたフォトブック「日に向かって、」(ワニブックス)発売記念イベントに登場。イベント前に囲み取材に応じ、お気に入りカットについてや今後の目標などを語った。
少年から大人へと変化していく1年を収めたフォトブック
放送中のドラマ「僕達はまだその星の校則を知らない」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)など、俳優として幅広い役に挑戦している日向。今作は、2024年3月18日に20歳を迎えた日向を、春・夏・秋・冬の四季を通して追い掛け、少年から大人へと変化していく1年を収めたフォトブック。季節ごとにあらゆる場所で無邪気に楽しむ様子や何気ない日常の姿など、日向がさまざまな表情を見せており、冬には地元・群馬での撮影も行い、実家の愛犬も登場している。
9月10日に発売を迎え、日向は「こんなにたっぷり時間を使わせていただいて1冊を作るということが初めてだったので、すごくぜいたくな時間だったし、1年半以上前に撮ったものもあるので、『このときはこうだったな』とか、僕自身も懐かしみながら読めて、タイムカプセルのような1冊になったんじゃないかなと思います」と、今の心境を明かす。
お気に入りカットにはモノクロの写真で、タイトル通り日向が“日に向かっている”ような1枚を挙げ「表紙と同じようにオフの撮影だったんです。私服でメークもせずに一番等身大の姿を撮っていただいたものです」と打ち明け、「ちょうど光のほうに向かって歩きながら振り返っているところが、タイトルにも近いなと感じて、すごくお気に入りです。何気なく撮った写真なんですけど、これだけ印象に残るということは、僕にとって引かれるものがあったんじゃないかなと」と、選んだ理由を説明した。
自己採点は120点「最高の1冊になった」
また、自己採点を求められると「え~!?(笑) そうですね…100点満点中ですよね」と悩みつつ、「120点でお願いします。僕も積極的に制作に関わらせていただいて、自分の意見を取り入れていただいて、その中でスタッフさんと意見交換をしながらできたので。僕の中で心から納得いくフォトブックになったし、20歳というメモリアルな1年間をかけての撮影だったので、僕としては最高の1冊になったかなと思います」と、手応えをにじませた。
2020年に俳優デビューした日向は、2025年に5周年を迎えた。その間の変化を聞かれると「10代の高校生のときから地元の群馬から通いながらの仕事だったので、“習い事の延長”と言ったらちょっと失礼かもしれないんですけど、学生時代は自分が楽しくてやっている感覚でいたんです」と述懐し、「そこから一人暮らしをして、自分で生活をしていく中で徐々に仕事としてやっていく覚悟も芽生えてきたし、プロとして役者のお仕事をさせてもらうことも10代から20代の間で変化していったことかなと思います」と、力を込めた。
そして20代になり、30代へ向けて今後の目標を「まだまだ役者として半人前なので、しっかり日向亘という名前をたくさんの人に知っていただいて、役者としての活動に精力的に取り組んでいきたい、そんな20代にしたいし、30代もその延長かもしれないですね。常に成長し続けて、貪欲に取り組んでいきたいです」と前を見据えつつ、「群馬の若手俳優として、群馬県の魅力をたくさん皆さんにお届けしたいと思いますし、そのためにはまだまだ僕の力が全然足りていない。影響力も必要になってくると思うので、まずは役者としてのお仕事に全力で向き合って、その先に何か地元に貢献できることがあればいいなと思っています」と、地元・群馬への愛も交えながら飛躍を誓った。
◆取材・文=月島勝利(STABLENT)

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