
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、サイト「pixivコミック」で掲載中の漫画、『ウサゴク~極道、ウサギも極めます~』(コンパス刊)を紹介する。『仮面の吸血鬼は転生花嫁を弄ぶ』(コンパス刊)でも知られる作者の三上骨丸さんが、8月23日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、2000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、三上骨丸さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
病院で出会った忘れられないあの子

うさぎのちも松は、病院の待合室で出会ったうさぎ・さくらに恋をしている。さくらは、硬い牧草(チモシー)を好き嫌いして食べずに散らかしていたちも松を止め、“飼い主が大切に思ってくれているのだから自分を大切にしないといけない”と伝えた。
当たり前だと思っていた生活は、飼い主が自分に大きな愛情を注いでくれていたからあったものだと気づかされたちも松。その後もさくらとの出会いを重ね、ちも松はやがて告白を決意する。ある日、ケージを飛び出したちも松はさくらのケージへと駆け出して…。
このウサギたちの出会いと恋を読んだ人たちからは、「ただただかわいくて好き」「本能だから仕方がないんだ」「もふもふのうさぎがたまらん」「めちゃくちゃ笑わせてもらった」など、多くのコメントが寄せられている。
「実際にウサギがする行動をリアルに描いています」作者・三上骨丸さんに漫画創作へのこだわりをインタビュー

――本作のお話の発想の源はどこだったのでしょうか?
一緒に暮らしているウサギのシロちゃんに、ジャンプしながらおしっこをかける通称(飛びしっこ)をされた時に、これは何かと調べてみたら、自分のものだと思うものにマーキングをするウサギの習性だと知りました。求愛行動でもするみたいで、そこからかわいくも残念なウサギ同士の恋を描けたらと思いました!
――本作では、ちも松やさくらの身体がふわふわとした質感が伝わるようで非常に印象的で
した。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。
冒頭の耳掃除をクシクシするちも松や、気に入らない牧草をばらまいてしまう仕草は、実際にウサギがする行動をリアルに描いています。僕もウサギと生活するまで知らなかったことなので、そういう部分も楽しんでもらえたらと思います。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
縁側でちも松がおばあちゃんに撫でられているシーンで、自分の当たり前だった生活がとても幸せなものだと気づいたところが気に入っている場面です。自分が生きている日常が何かと出会い、感じたことで、まるで違う世界に見える経験ってとてもステキなものだと思います。
――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教え
ください。
「ウサギはリラックスする時に、バタンと飼い主がビックリする勢いで倒れる」のように、初めて知った時にクスッと心がどこか明るくなるものを描きたいと思っています。また飼育放棄などのリアルな問題を扱うときも、暗くなり過ぎず、何か救いや希望を提示できる描き方が出来たらと思っています。
――今後の展望や目標をお教えください。
色んな人の心に寄り添えるマンガを描けたら嬉しいです
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
この度は、『うさぎの初恋の話』を読んでくださりありがとうございました!こちらは『ウサゴク』というマンガに収録されているお話で、リアルで不思議なウサギのかわいい日常が盛りだくさんですので、そちらもよろしくお願いします!また、現在『仮面の吸血鬼は転生花嫁を弄ぶ』というマンガを連載しています。こちらも吸血鬼は実は元々は十字架が弱点ではない…などの色んな吸血鬼の姿を恋を交えて描いていますので、良かったらぜひ!
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
『ウサゴク~極道、ウサギも極めます~』を読む
作者X(旧Twitter):三上骨丸
▼サイト「pixivコミック」で掲載中の漫画『ウサゴク~極道、ウサギも極めます~』はこちら▼
https://comic.pixiv.net/viewer/stories/101956
































