真城は奏にサプライズで結婚式を準備する
幸せな日々を過ごす奏と真城。同級生の結婚式を控える中、奏は自分たちの未来への心許なさや不安を真城にこぼす。そんな奏の思いを聞いた真城は、あることを考えつく。
いつもの喫茶店に来た2人。友人の結婚式のために買った礼服を奏に試着させ、自分も礼服に着替える。
「なんで」と尋ねる奏に真城が「今からここで俺たちの結婚式、挙げようと思って」と言うと、奏は「結婚式!?」と驚く。「驚かせてごめんな。この間、振一郎に不安だって言われて考えたんだ。もちろん、正式な結婚じゃないけど、これからもずっと隣にいるっていう2人だけの約束はできるから」と真城は話す。
マスターにも協力してくれるよう頼んでおいたと真城が言うと、マスターが「僭越ながら」と現れる。「では、誓いの言葉を」と言うと奏は動揺するが、「奏振一郎さん、あなたはここにいる真城洸輔を健やかなる時も病めるときも死が2人を分かつまで生涯愛することを誓いますか?」とマスターは尋ねる。
奏は真剣な表情で「誓います」と言い、「俺も誓います」と真城もほほ笑む。マスターは「うん、おめでとう」と言って2人を祝福するのだった。
再会した2人が結ばれて幸せになる姿を見ることができ、胸が熱くなる最終話だった。X(旧Twitter)でも、「最後までほっこりかわいいドラマ」「ほっこり…良い話や…ってなるタイプのBLで良かった」「結婚後の生活の続編おまちしてます」「ああ。終わってしまった」とコメントが寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳


































