仕事の現場に行けることが元気の源「幸せな仕事に出会えた」
――作品の中に、一生に1度だけ飲める魔法のワイン(会いたい人に会える)というものが登場しますが、宮崎さん自身はこのワインの存在をどう受け取られましたか?
このワインを求めてくる皆さんは、もう人生が長くないことを自覚されていて、人生の最後にお飲みになられています。最後までご自身でちゃんと選択をされて、この道を選んでいるわけなのですが、とても羨ましいなと感じました。なので、あればいいなあと思います。少し怖いような気もしますけどね。
――もし、そのワインが飲めるとしたら、宮崎さんはどなたにお会いしたいですか?
篠山紀信さんです。5年前にデビュー40周年でカレンダーを出していて、篠山さんに久しぶりに撮っていただいたんです。その際に、「50周年の際も篠山先生お願いします」ってお話をしていました。でも、それは叶わずで。
なので、もしワインを飲めるのなら「どんな写真を撮ります?」なんてお話をしたいですし、私のデビューのきっかけを作ってくださったのは篠山先生なので、改めてお礼も伝えたいです。
――宮崎さんはベルサイユについて、「お友達にも会えるし、お店に行くだけで元気がもらえる」とコメントを残されていましたが、宮崎ご自身が元気をもらえるものなどがありましたら教えてください。
やはり仕事ですかね。仕事の現場に行けることが元気の源なんです。いろいろな年代の方と同じ立場で話し合えて、同じものをつくりあげることができる。「幸せな仕事に出会えたなあ、ずっと続けていけたらいいなあ」と思っています。
◆衣装協力=Merci DIEU par Satomi
































