
高城れに「笑顔を捨てて、憎しみだったり、恨みつらみの感情をたくさん出している」
第二部では、まだ公開されていないエピソードからいくつかを厳選して上映。その中で、高城が演じる早瀬深雪が登場する第26話から第28話の「お節介な葬儀屋さん」も上映された。
高城は「普段、笑っている印象が皆さんあると思うのですが、笑顔を捨てて、憎しみだったり、恨みつらみの感情をたくさん出しているんじゃないかなって。そういうところを注目していただきたいなと思います」と見どころを伝えた。
山村美智が演じる義理の母との確執も描かれていて、「血の繋がってない、でも家族という義理のお母さんに対して、素直になりたいんだけどなれない気持ちだったり、難しい関係性っていうのも世の中で抱えている方もいらっしゃると思います。そういうところもご自身と重ね合わせてご覧いただいたりしてほしいなと思います」と、自身の思いも語ってくれた。

宮武監督「こうやってほしいなって求めていた芝居を本当に見事に演じてくださって」
出演している3話分を真剣な表情で見ていた高城。見終わっての感想を聞かれると「いや、なんか恥ずかしいですね(笑)」と照れ笑い。「いろんな感情が入り混じってるんですが変な感じですね。やっぱり年相応の疲労感だったり、育児とか家事とかで疲れている上にお母さんとの関係もうまくいってないという“疲労感”を出すのがすごく難しかったなって改めて思いました」と、演技で苦労した点を明かした。
そして、「写真を見て、グループのメンバーから『れにちゃんも年相応になれるんだね』って(笑)。そんな感想をいただきました」とももクロメンバーからの感想も伝えた。
主人公を演じる永田は、過去に高城のラジオのレギュラー番組にゲスト出演した経験があるというが、「ラジオ番組の出演は慣れてなかったんですけど、まるでレギュラーかのように仲間に入れてくれるんですよ! すごく明るくていつも楽しくやらせていただいてたので、こんな演技ができるんだってすごいなって思いました」と、ギャップに驚いたと語った。
脚本・総合演出を手掛ける宮武由衣監督も「実はこの回が一番難しい回だと、最初に脚本を書く時から思っていました。私がこうやってほしいなって求めていた芝居を本当に見事に演じてくださって、何度見ても私自身も感動する感慨深い回になってうれしいです」と高城の演技を絶賛。
永田、宮武監督の言葉を聞いた高城は「え?こんなに褒められていいですか? ありがとうございます!」と笑顔がこぼれた。
◆取材・文=田中隆信


































