「小さい頃は、神様がいて」第1話あらすじ
第1話は――
東京郊外にある、三階建てのマンション「たそがれステイツ」。一階に住んでいるのは、慎一(草刈正雄)とさとこ(阿川佐和子)のシニア夫婦。愛妻家の慎一は家事や地域活動にいそしんでいるが、さとこはあまり関心がない様子。二階には、社交的な奈央(小野花梨)と、内気な志保(石井杏奈)の女性カップルが同棲している。部屋にはほとんど家具がなく、キャンプ用のテントを張って2人で寝ているが、とても幸せそうだ。
そして三階には、食品会社に勤める夫・渉、主婦のかたわら仕事をしているあん、映画監督を目指す大学生の娘・ゆず(近藤華)の3人家族が住んでいる。息子の順(小瀧望)は消防士として既に独立している。
なんとか第一志望の大学に合格した渉と、滑り止めの大学に合格したあん。合格発表の場で、あんは歓喜のあまり号泣している渉に突然ハグをされ、思わずビンタしてしまう。そんな出会いを経て、やがて二人は交際し、就職、結婚。妊娠したあんは会社を辞めた。それからおよそ20年。小倉家は一見平穏な日々を送っていた。
ある日、東京に台風が襲来する。慎一は川の氾濫に備えてマンションの前に水嚢すいのうを積み上げる。それを手伝った渉は、マンションの住人が集まって小倉家で夜を過ごすことを提案する。一緒に帰宅し、その張り紙を見た奈央と志保は、思案の末に小倉家へ。不安げにチャイムを鳴らすと、一同はまるでホームパーティのように2人を温かく出迎えた。
それぞれに自己紹介をし、志保が作った料理を食べ、一夜を過ごすうちに打ち解けていく面々。夜が明け、台風一過の空の下、渉は「子どもが二十歳になったら離婚するなんて言ってたこともありました」と笑顔で過去を懐かしむ。その日の夜、あんは渉に衝撃の告白をする。「生きてるんだけど、あの約束。そのつもりでずっと生きてきたんだけど」と伝え、小倉家に突然の危機が。年代も形も違う3つの世帯は、その日を境に少しずつ変わり始めていく。
――という物語が描かれる。
「松任谷由実さんの主題歌うれしい!」と反響
公式ホームページなどで公開されている予告動画は、「うちだっていろいろありましたよ。子供が20歳になったら離婚するーなんて言ってましたしね」と、マンションの住人に呑気に話す渉の場面からスタート。その話を聞いていたゆずは「もうすぐじゃん」と言うと、「だね」と相槌を打つあん。
“同じマンションに暮らす3家族の日常が変わり始める”といテロップが出ると「ようこそ我が家へ」と、台風が襲撃する夜、1階に住む慎一とさとこ、2階に住む奈央と志保を、川の氾濫に備えて自宅に迎え入れた渉とあん。打ち解け始めた住人たちは会話が盛り上がり、あんの名前が結婚してから“小倉あん”になってしまったことに触れると、「そんな名前になってしまいましたー、不本意です」と顔を曇らせるあん。そんな様子を見た渉は「こしあん派の方~?」と質問を投げかける。
第1話を放送前に、SNS上では「岡田さん作る世界が好きだからたのしみ」「“小倉あん”笑ってしまった」「松任谷由実さんの主題歌うれしい!」「洗濯物手伝ってる順めろすぎ」などの声が上がり、話題となっている。
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