
「偶然見つけたハル」(2019年)や「恋慕」(2021年)で知られる人気俳優・ロウンの最新主演作「濁流」の第6、7話が、10月10日に配信された。孤独に生きてきたチャン・シユル(ロウン)が、ムドク(パク・ジファン)を頭領とする愛嬌あふれる“ならず者”たちと家族のような絆を深めていく展開がコミカルに描かれたが、その先に待っていたのはつら過ぎる展開。ロウンの激しい怒りと悲しみの表現が視聴者の心をつかんだ。(以下、ネタバレを含みます)
シユル、無法地帯に新たな秩序をもたらす
「濁流」は、ディズニープラス初のオリジナル韓国時代劇ドラマシリーズ。“無法地帯”へと変わり果てた京江(キョンガン)の渡し場・麻浦(マポ)を舞台に、全く違う人生を歩むことになった幼なじみのシユルとチョン・チョン(パク・ソハム)の再会と激動の運命を描く。
第5話までで、麻浦のならず者たちの秩序を大きく変えたシユル。それまでの頭領だったドクケ(チェ・ヨンウ)にタイマン勝負を申し込み、結果的に彼を打ち負かし、ムドクの時代を引き寄せた。
「俺たちは家族でしょ?」
ムドクと彼を慕う一派は、ならず者で粗野ながらも温かく、互いを家族のように大切にする男たちだった。そんな彼らに少しずつ心を開いていったシユル。7話では、官僚となったチョンに「守りたい人たちができた。後ろ指を指される生き方でも、俺には家族みたいな存在だ」と堂々と話すほど、ならず者たちを愛し始めていた。
そんなシユルを、突然の悲劇が襲った。6話で、母を手に掛けた敵が女真族の将軍ワン・ヘ(キム・ドンウォン)だったことが明らかに。冷静に機会をうかがうことにしたシユルとは対照的に、ならず者たちは「俺たちが一発食らわせてやろう。俺たちが飯を食えているのはシユル兄貴のおかげだ。俺たちは家族でしょ?一緒に敵を取るのが家族だ」「行くぞ!俺たちならできる!」と奮起。7話では、この1件のせいでシユルが再び、大切な“家族”との別れを経験する――。


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