加藤浩次、芸人の“審査員”にピシャリ「辛口ぶってる。鼻につくね」
12月7日の「極楽とんぼKAKERUTV」(AbemaSPECIAL)では、“審査員を審査にカケル審査員審査グランプリ”と題し、12月3日に行われた「M-1グランプリ2017」などの審査員をする芸人を番組内で育成していこうという企画を放送。芸人のネタを審査する審査員を、“審査員審査員”が正しく審査できているか審査していった。
今回、芸人を審査する審査員として、品川庄司・品川祐、平成ノブシコブシ・吉村崇、パンサー・尾形貴弘が登場。そして、加藤浩次、山本圭壱、ココリコ・田中直樹と、次長課長・河本準一の4人が、審査員を審査する“審査員審査員”として登場した。
審査員に事前に「審査員をする格好で来てください」とオファーしたところ、品川と吉村は、Tシャツにジャケット、尾形はタートルネックのトップスにジャケットという服装で現れ、その服装を見た加藤は「これも審査に入ってるんですよ、われわれが着ているのが審査員の正装です。だから尾形がちょっと近いかな? 品川さんと吉村さんはまだ審査員には早いかな…」と“審査員審査員”として、厳しい審査を下した。
また、「M-1グランプリ」で審査をしていた大御所芸人の話に移り、河本が「オール巨人さんの審査が1番良かった」と話すと、加藤は「僕はリーダーが1番良かった。『若い子が頑張ってていいな』って最後泣いただろ? あれが良かったよね。次に時代を渡す感じがね」と渡辺について語る。
それに対し、品川は「どこ見ているんですか! ネタ見てくださいよ」とツッコミを入れ、スタジオに笑いが起きる場面も。
1組目に登場したのはなすなかにし。息の合ったネタを披露し終えた2人に、品川は「流石っすね、芸歴が漫才に出ていますし、ただ、このネタはお客さんが少ない会場には良くなかったかな」と話し、89点を付けた。
続けて吉村は「きれいな漫才でしたね。この悪条件の中で、しっかり落ち着いて自分たちの漫才ができるのはすごい」と92点の好評価に。
最後の尾形も、吉村と同じく92点を付け、「とにかく笑いやすかったというのが1つ、合わせ技が決まるってことは仲がいいってこと。そこに気持ちを持っていかれたのと、先輩だから…」と尾形独自の見解を語った。
そんな審査員たちの意見を聞いた“審査員審査員”は、1番良かったと思う審査員の札を挙げ、加藤と田中は吉村。山本が品川で、河本は尾形の札を挙げた。
品川の審査コメントに対し、加藤は「89点出している時点で辛口ぶってるから。俺はなかなか90点出さないよって感じが鼻につくね~」と話し、吉村には「きれいな漫才ってなんすか? 漫才にきれいも汚いもあるんすか?」と質問をぶつけると、山本も「向いてないよ君は!」とかぶせて吉村を攻撃する様子に、スタジオは爆笑に包まれた。
山本が品川を選んだ理由として「周りのバランスを見たんだよ。誰も品川を挙げてなかったから」とまさかの理由を明かし、審査員たちからは「そんな決め方ってありなんですか?」と反論され、「あたりまえだろ! 1組目なんだから、バランス見ろよ」と曲げない姿勢を見せた。