
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、『入学初日の思い出』を紹介する。作者の鹿目凛(ぺろりん先生)さんが、10月19日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、8.2万件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、元でんぱ組.incメンバーで4コマ漫画やイラスト、フリップ怪談やYouTuberなどマルチに活躍中の鹿目凛(ぺろりん先生)さんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。
中学校初日のホームルームで出された課題に取り組んだところ

中学生になったばっかりの鹿目凛(ぺろりん先生)さんは、ホームルームで“オリジナルの花を描く”という課題が出された。当時の彼女は、グロいものが好きな中二病。
そんな鹿目凛(ぺろりん先生)さんが完成させた絵は、かなりグロテスクな人喰い花だった。完成した絵を見た先生は、彼女の画力が高いことも相まって、心配し…。
このエピソードを読んだ人たちからは、「中二病の思い出が蘇る」「キョトンとしている表情がいい」「画力がありすぎたせいで」「ネタにできるの強い」など、多くのコメントが寄せられている。
作者・鹿目凛(ぺろりん先生)さん「恥ずかしさや失敗も含めてマンガにしたらきっと面白いだろうな」

――『入学初日の思い出』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
今年10年間活動していたアイドルを卒業してフリーランスとなり、身の回りの環境が大きく変わる年となりました。そのため今後の生き方をしっかりと考えるためにも、まずは自分が辿ってきた歴史を幼少期から細かく振り返ることにしたんです。記憶が鮮明に残っているタイプということもあり、思い込みが強かった学生時代のいわゆる黒歴史や中二病、目の前のことしか見えていない当時をたくさん思い出して…。
人と足並みを揃える事や一般常識をある程度学ぶことができるようになって自分なりに視野が広くなった今だからこそ、数々の破天荒な行動をしていた過去を俯瞰して見られるようになったことに気づき、恥ずかしさや失敗も含めてマンガにしたらきっと面白いだろうなと考えどんどん描き下ろしていこうと決めました。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
『入学初日の思い出』では、4コマ目のイノセントな表情がみなさんからも褒めていただけたので特にお気に入りです。
――普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
外に出れば必ず何か起こってしまうので日常のネタにはあまり困らないのですが、あとは自分の「負」のフィルターを通した世の中の感情から得る着想が多いかもしれません。毎日ハッピーな気持ちで生きている自信はあるのですが、そのままだと作品全てほんわかになってしまうのでマンガとしての面白みに欠けるなと思うことが多く、あえてそこは意識するように心がけています。
――鹿目凛(ぺろりん先生)さんの作品は、サッと読んで楽しむことができる4コマが多いように感じられます。作画の際にこだわっていることや、特に意識していることはありますか?
とにかくシンプルで視覚的に読みやすい作画を第一に、説明しすぎないメリハリと線のバランスを特にこだわっています。
――X(旧Twitter)の投稿には、多くの“いいね”やコメントが寄せられていました。今回の反響への感想をお聞かせいただけますでしょうか。
ここまで反響があるとは…今回の作品をきっかけに私の事を知ってくださる方も多くとても嬉しいです。中二病時代のエピソードだったので、『私も!』『俺も!』と、たくさんの方が黒歴史エピソードを引用ポストしてくれたりして、それも読んでいて面白かったです。漫画に描かれている当時の自分も、こんなに仲間がたくさんいた事を喜んでいると思います。
――今後の展望や目標をお教えください。
これまでは「アイドルが描くイラスト」として支えてもらっていた部分も多々あったと思うので、「このイラストを描いてる人って元アイドルだったんだ」という声をもっといただけるように楽しい作品をたくさん描いていきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
作品を読んでくださって、そして楽しみにしていただきありがとうございます!応援とても励みになっております。SNSでのマンガやイラストもどんどん更新していきますし、イラストに限らず色々なイベントも定期的に行っていきますのでぜひお気軽に遊びに来てください!
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。






























