
どこまでも報われないジュンソ
互いに歩み寄り、言葉もなく抱き締め合った2人。だがアジンの目に、ジュンソは映っているようで映っていない。アジンが「私に会いたかったみたいね」と囁き、ジュンソが「苦しかったよ、とても」と答えると、アジンは空虚な目で「ずっとつらかった。抜け出せたと思っても、また同じ場所に戻ってる。うんざりだわ」と吐き捨て、「ジュンソ、手を貸して。彼を愛そうと思うの、ホ・インガンを」と、次なる“計画”を口にした。
自分は狂おしいほどにアジンを求めていたのに、アジンは今も、全く違うものを見ている。その肩にもたれかかるアジンの体の温もりを感じながら、ジュンソは静かに涙をこぼした――。
かつても今もアジンだけを見つめるジュンソと、せっかく再会しても自分が高みへ昇ることしか考えていないアジン。2人の決定的なすれ違いと、ジュンソの報われない思いが際立った再会シーンに、視聴者も悲痛の声を上げた。
「自分のことを見てもらえてなくてもアジンの沼から抜け出せないジュンソがつら過ぎる…」「頂点を目指すアジンと、利用されているとわかっていても想いを断ち切れないジュンソの対比よ…この絶望感えぐい」「アジンを見ているジュンソの気持ちになればなるほど苦しい。でもずっと見ていたい矛盾」など、アジンに尽くすジュンソの思いに寄り添うコメントが多数寄せられている。

キム・ドフン演じるジェオも再登場!
さらに6話では、高校時代にアジンに魅了されながらも複雑な家庭の事情から父親を殺してしまい、服役していたジェオ(キム・ドフン)も再登場。3人の再集合シーンでは、高校時代に戻ったかのように和やかに語り合う姿も…。根が明るいジェオのおかげでアジンも久しぶりに屈託のない笑顔を見せ、緊張感漂う本作にあって久しぶりの穏やかな時間が流れた。
だがアジンが帰った後、ジュンソはジェオに「アジンに平凡に暮らしてほしい。そのためにはおまえが必要だ」「アジンはふだん、あんなふうに笑わない」と本音を吐露。この言葉にも、「ジェオのこと嫌いってハッキリ言いながらもアジンに笑っていてほしくてわざわざ引き合わせたジュンソ…」「アジンの笑顔をうれしそうに見るジュンソの表情が泣ける」「ジェオといるときのアジンの笑顔が見たいからと、自分の気持ちよりアジンを優先するジュンソ…その気持ち、報われてほしい」と、ジュンソの切ない思いに寄り添う声が上がった。
そんな中でも、次なる“ターゲット”であるインガンに着々と罠を仕掛けるアジンに「さすが過ぎる」「アジン、魔性の女…」の声も。
「親愛なるX」(全12話)は毎週木曜に2話ずつディズニープラスのスターで配信中。
◆文=ザテレビジョンドラマ部

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