静真と湊は初めて遊園地にデートに行く
静真を振ったユカから返された遊園地のチケットで、静真と湊は初めてのデートへ向かう。
しかし湊の表情は暗い。静真はそんな湊を楽しませようと全力でエスコートする。するとクールな印象だった湊が無邪気な笑顔を見せるようになり、静真はさらに心を奪われていく。
その夜、二人はそのままホテルに宿泊することに。
静真が「今日どうだった?」と聞いて湊が寝転んでいるベッドに腰掛けると、「悪くなかった。でも1日じゃ回り切れなかったね」と湊が答える。
「俺さ、子どもの頃、親がいなくなっちゃってさ、家族らしいころ何もできなかったんだよね。遊園地にも水族館にも、動物園にも行ったことなくて。旅行なんてもちろんしたことない」と話す湊。
さらに「でも、周りは家族で何したとか、どこ行ったとか、楽しそうにしてるわけじゃん。だからずっと悔しくてさ。そういうこと思い出すからこういう場所全部大嫌いだったんだけど、でもね、今日は来てよかった」と湊は言って静真の顔を見上げて笑う。
「そう言ってもらえると、俺もうれしい」と静真はほほ笑み返す。湊が「ちなみに俺、デートっぽいのも初めて」というと、静真は「え?」と目を丸くして驚き、「意外?もっと遊んでると思った?」と湊は質問する。
「じゃあ、今まで恋人いたこととか?」と静真が質問で返すと「ない。居なかったし、要らないんだよね、そういうの。愛だ何だって期待してたら後で裏切られたとき苦しいじゃん」と湊は話す。
そして、「実の親だって愛してくれるとは限らないのに。他人なんて余計怖くて信用できないでしょ」と湊が続けると「他人って俺もなのか?」と静真は聞く。湊は静真の目を見て「何?何でそんなこと聞くの?」と尋ねる。
静真は「なんだ。何を言わせたいんだ俺は?」と自問してから、湊に「いや、何でもない。おまえここ使っていいぞ。俺は向こうの部屋で寝る」と言って立ち上がると「え?何でちょっと待ってよ。ここでいいじゃん、行かないでよ」と湊は引き止める。
「え、どうして?」と静真が聞くと、「どうしてって。そんなの…ベッドあんのにやらなかったらもったいないからに決まってるでしょ。静真くんだって俺を誘ったの、そういう期待もあったからじゃないの」と湊は言って立ち上がり、湊の顔を撫でて「しようよ、この前の続き」と誘う。
「何したっていいんだよ。それに、好きだとか付き合えだとか面倒くさいこと絶対に言わないし、ちょうどいいでしょ?」と湊が笑うと、静真はうなずいて「分かった」と言う。静真は湊の肩に腕をかけて「湊、好きだ」と言って驚く湊にキスするのだった。
静真からいきなりの告白、そしてキスに心拍数が上がった。X(旧Twitter)でも、「ひゃー 最後 胸ギュンってなった」「最後の『湊、好きだ』ってキスするとこ良すぎた」「あの話聞いた後で好きだってキスする静真くんどういうことー!」「少なくともED前のキスシーン軽く10周はした」とコメントが寄せられた。
◆構成・文=牧島史佳
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