
日向坂46の五期生が出演する「日向坂になりましょう-五期生成長バラエティ-」の第11回が、12月1日にLeminoで配信された。同番組は、五期生メンバーがさまざまな場面で活躍できるプロフェッショナルを目指して、毎回趣向を凝らした企画に挑戦するバラエティ。今回は「表現の幅を広げよう」をテーマに片山紗希、蔵盛妃那乃、坂井新奈、佐藤優羽、松尾桜が即興のコントや芝居に挑戦した。(以下、ネタバレを含みます)
五期生が「ねぇ~選手権」で個性見せる
今回の講師は、「キングオブコント2024」で優勝したお笑いコンビ・ラブレターズの溜口佑太朗と塚本直毅。最初はメンバーたちがお題に従って「ねぇ~」を感情を込めて言えるかで競う「ねぇ~選手権」にチャレンジする。
1人目の佐藤に出されたお題は「かわいい後輩がドジったときの『ねぇ~』」。「まだ(後輩は)いないんですけど、よくドジっちゃう坂井がいるので」とグループ最年少の坂井のことを想像しながら、あざとい「ねぇ~」を見せる。蔵盛は「好きな人がなかなか手をつないでくれないとき」をお題に、ちょっとツンツンした「ねぇ~」を表現。本人は「恥ずかし過ぎて…」とこぼすも、ラブレターズは「めっちゃよかった」と絶賛した。
片山へのお題は「再三注意してもいたずらをやめない友人への『ねぇ~』」というもの。「ねぇ…」と声に出したところで自ら吹き出してしまって苦笑い。そして松尾には、「宝物のペンギン人形を捨てられたときの『ねぇ~』」という、ペンギン好きの松尾に寄せたかのようなお題が振られる。「ねぇ、やめてペン!」とペンギンのしぐさをまねしてかわいらしい「ねぇ~」を見せた。
どんどんネタは難しくなっていき、坂井へのお題は「10メートル先にいる彼を振り向かせるときの『ねぇ~』」。「ねぇ~」と叫ぼうとするも思ったより声が出ずに恥ずかしがるが、それにメンバーみんなが「かわいい~」と反応。リテイクでは元気いっぱいの「ねぇ~」を見せて、またメンバーから「かわいい!」をもらった。5人の演技に対し、ラブレターズは「色気がちゃんとある」と、蔵盛の芝居心に最高評価を出した。
ラブレターズの「Youは何しに海岸へ?」に挑戦
次の課題は、ラブレターズの持ちネタのコント「Youは何しに海岸へ?」で、五期生が溜口扮(ふん)するハイテンションな外国人になりきってコントをしていく。外国人が塚本のことを女性と勘違いして陽気にナンパするが、塚本が男性だと気付いてビックリする…という筋書きだ。
まず「かなり殻を破らないといけないですね」という松尾が挑戦。クールそうな雰囲気で登場し、「僕はエディだ」とキザに決めてみせる。そして「ジョークだよ!」とハイテンションに笑ってみるが、塚本に驚いて「ワオワオワオ!」と言う芝居を忘れて「あ!」となったところで時間切れに。坂井は途中からなぜかせりふがなまっていき、演じながら自分で笑っているようなコントになってしまう。「人生で一番緊張しました」と振り返っていた。
そして3つ目の課題「妄想告白シチュエーション」では、五期生が自分で考えたシチュエーションと台本で、溜口が演じる相手役に告白するドラマを演じてみせる。
蔵盛は特技の箏を生かし、箏のライブの後に幼なじみに告白する設定を作った。なかなか本心を伝えられない様を表情で巧みに伝え、ちょっと不器用なヒロインぶりを見せる。
佐藤は学校の屋上で先輩に告白するシチュエーションで、先輩役の溜口に「先輩のこと好きです」とストレートに告白し、溜口も一瞬ドキッとする。実は緊張でせりふが飛んでしまったという佐藤だが、真正面から見つめる目力で溜口を魅了した。
片山は受験生の同級生をクリスマスに誘う設定で、教室を舞台に表情豊かに芝居を続け、最後には上目遣いで「会いたいな」と伝えて溜口をキュンとさせる。やはり「間の使い方が難しかった」と話すが、ラブレターズからは「意を決してもっと演技に緩急を」というアドバイスをもらった。
現役高校生の坂井が考えたのは、放送委員同士の幼なじみに、卒業前最後の校内放送でそれとなく思いを伝えるというもの。校内放送でのせりふ回しと幼なじみに告白するシーンでの切り替えが巧みだった上に、その場で台本をアレンジしたアドリブも試しており、見ている蔵盛や佐藤はすっかりキュンとしていた。
ラストの松尾が考えたストーリーは、読書好きのクラスメートと、本が苦手だが彼に近づきたくて本を借りている主人公との高校での2人芝居。やってみて「緊張するとせりふが先走っちゃうのと、溜口さんの瞳がきれいで」と、溜口をメロメロにしてしまう。さりげない一言でドキッとさせる演技で、溜口も「男の子の心をくすぐるようなワードが素晴らしかった」と絶賛していた。
メンバーが思いを込めた「理想の告白」に、ラブレターズの2人も毎回ドキドキ。そして5人の中から、「キュンキュン妄想告白勝者」が選出された。
◆文=大宮高史
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

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